おはよう(2)




さっきは涼くん起こしたから次は誰を起こそうかな…

よし、大くんにしよう!


私は大くんの部屋に声を掛けることなくズカズカ入ります。だって大くん、声掛けただけじゃ起きないんだもん。

そして大くんを思い切り揺さぶります!


『大くん起きて!』

「ん〜あぁー…」

『朝ごはん、涼くんに食べられちゃうよ!』

「ん…」

『おーい大くーん』


また寝てしまったのかな?でも私は諦めません!


『大くん、大くん!』

「あー分かったから…」


眠い目を擦りながらこっちを見てる大くん。ちょっとだけ怖いです…。


『おはよ!』

「…はよ」

『ご飯出来てるよ』


じゃあって言いながら部屋を出ようとすると大くんにスカートを勢いよく引っ張られました。


『大くん痛いよ』

「そりゃ悪かったな」


思い切り引っ張られたせいでベッドへと突っ込んでしまい、今大くんに抱きついています。


『どしたの?』

「いや、相変わらずいいケツしてんなっと思って」


大くんはスカートの上からお尻を触ってきました。


『大くんの変態!』


思い切り大くんを押したつもりなんですが…全く聞いてない様子です。


「んな怒んなよ…小さい頃からの癖なんだし」

『いや、開き直られても』


そんなことを言い合っていると「かなさん?」と声を掛けて、テツくんが大くんの部屋に入ってきました。


「あ、テツ」

『テツくーん!』


私は大くんの腕を抜けてテツくんの後ろに隠れます。


「どうしたんですか?」

『大くんが私のお尻触ってきたの』

「うわ…とんだ変態野郎ですね、大丈夫でしたか?」

『うん』


テツくんは私を抱き締めて頭を撫でてくれました。


「さぁかなさん、こんなやつの近くに居ては襲われますよ。部屋出ましょう。なんなら僕が襲ってあげますよ」


なんだかテツくんの口からすごい言葉が出た気がするけど…気にしないでおきます。

大くんもテツくんも起きたことだし…問題児のあっくんを起こしにいきます。



--( ˘ω˘) アトガキ--

今回は青峰くんを起こしましたよ!結果的にテツくんも起きてくれましたw

さて次は問題児の紫原くんを起こします!


prev next

 

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -