うちのお姫様




唐揚げを作ろうとキッチンに立つと、後ろからさっちゃんが抱きついてきました。


『さっちゃんどうしたのー?』

「何だかかながお嫁さんみたいに見えてきちゃって!」

『そうかなぁ…』

「僕も思います」


と言って横から出てきたのはテツくんでした。


『わっ、テツくん!ビックリしたー』

「脅かしてすみません。でも高校生になった頃くらいから、雰囲気変わりましたよね」

「なんだか女の子らしさが増したって感じかな?」

『自分じゃあまりわかんないよ?』

「あ、あれじゃない?恋してるとか!」


そうさっちゃんが言うと、リビングにいるみんなが私の方を見て「「恋?」」と一斉に声をあげました。


「かな…恋をしているのか?」

「どこの誰なのだよ」

「かにゃちんに手出すとか…捻り潰さないとー」

「2chにスレたてて個人情報晒してやるっス」

「イグナイトもかましましょう」

「俺が立てなくなるまで殴ってやるよ」

『ち、違うよ!恋なんてしてないってば!』


私は全力で否定しました。だってみんな犯罪じみたことを言うんだもん!


「じゃあなんで雰囲気が変わったんだろーなー?」

『わかんないけど…恋ではないのっ!』

「そうっスよね!かなっちに告白なんてするやついたら…ね、赤司っち?」

「あぁ…かなに手を出すやつは、俺たちを敵にまわすと同じことだからな…」

「そうよねー」


こ、怖いです…。うちの家族たちは!とりあえず今はその言葉を心に締まっておくことにします…




--( ˘ω˘) アトガキ--

愛され再確認!的な感じにしましたー\(^o^)/なんだか愛され過ぎて彼氏出来なさそうな夢主ちゃんですねw





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