ついにあの大くんを教える日がやってきましたよ…
大くんは果てしなく説明をしなくてはいけないので、こっちが疲れそうです…。
『大くん、どこが分からないの?』
「全部に決まってんだろ?」
全部とは相変わらずです…。これはまたこのテストを乗り切るためだけの勉強をしないといけませんね…
『じゃあ全部覚えるしかないよ、今回も』
「へいへい」
また私の時間が無くなることになってしまいますが乗っかってしまった船、言ったからにはやらなきゃ!
『厳しくいくよ!』
「よっしゃ来い!」
―――1時間後。
「もう俺無理だわ」
『まだ1時間しかやってないよ!?第一、まだ3ページ分しか覚えてないんだよ!?』
「まだ3ページ分とか萎えるわ」
これだから大くんは…
ちょうどため息をついていると、さっちゃんが入ってきました。
「かな〜♪どう?大ちゃんの勉強進んだ?」
『全然…助けてさっちゃん!』
「大ちゃん!ちゃんと勉強しなよ!」
「なんだよ、お前は小言言いに来たのかよ…」
「違うわよ!かなが心配なんですぅー!」
『さっちゃん…!大好きっ!』
やっぱりさっちゃんはお姉さんみたい!えーい、抱きついちゃえ!
「もうかなは私の天使よっ」
「さつきズルいぞ!」
「勉強しない方が悪いんでしょー?ねーかな!」
『ねー♪』
「ちっくしょー…じゃあ俺が勉強したら抱きついてもいいんだな?」
『ん〜…それくらいで勉強してくれるなら』
「まぁ大ちゃんには無理よ」
「はっ、俺のことをなめてんじゃねーぞ!」
その後、約3時間ほど真剣に勉強した大くんなのでした。
『抱きついてもいいけど、胸さわるの禁止』
「俺の努力返せ」
--( ˘ω˘) アトガキ--
甘いというよりギャグですねw
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