あっくんに勉強を教え終えた(のか微妙)後、そのまま涼くんの部屋に向かいます。
部屋に入るとすでにテツくんが涼くんに国語を教えていました。
『テツくん、涼くんはどーですか?』
「なんとか現代文は乗りきれそうですが、古典は最悪ですね」
「かなっち〜!黒子っちがスパルタすぎるんスけど!」
って言いながら、涼くんが少し泣きそうな顔になって私に抱きついてきました。
「黄瀬くん、今すぐにかなさんから離れてください。じゃないと今後一切何も教えませんよ」
『それは困るっス…』
しょんぼりした顔で涼くんが私から離れると、背後にいる(いつの間にいたのか分からない)テツくんに抱きつかれました。
『テツくん、いつの間に…』
「ついさっきです」
するとテツくんが「黄瀬くんに教えるの疲れました」って言って、私の首元に顔を埋めてスンスンと匂いを嗅がれました。
「あー…かなさんいい匂いすぎますよ」
『テツくん、涼くんに勉強教えれないよ…』
「このままどうぞ」
『せめて座りたいなぁ…』
と言うとテツくんが急いで座って、私を引っ張り膝の上へと座らせました。
なぜこうも皆、膝の上に座らせるのが好きなんでしょうか。
『さて勉強しよっか。テツくんは気にしないでいいからさ』
「黒子っちが羨ましすぎるっス…」
あまりにも羨ましそうにしていて、涼くんは勉強する気無いな…と思ったので条件を出すことに。
『涼くん、この提出課題が全部終わったらいくらでもしてあげるけど…どーしますかー?』
「す、するっス!」
『じゃあ頑張ろ!分からないところあったら言ってね?』
「わかったっス!」
―――1時間後。
分からないところを教えながらだけと、どうにか提出課題を終わらせることが出来た涼くん。
なんとか分からないところも少しは分かってくれたみたいで、今回のテストは何とかなりそう。
「かなっち、終わったからお願い、いいっスか!?」
『うん、出来ることだけどね』
「膝枕してほしいっス!」
『膝枕?いいよ。テツくん、離れてくれないと涼くんに膝枕出来ないよ』
「黄瀬くん、なかなかいいとこつきますね。仕方がありません、自室に戻りますよ」
しぶしぶテツくんは部屋に帰った。
膝枕出来るようにスタンバイして「どーぞ」と声をかけると、勢いよく涼くんが寝転んできた。
「かなっちの膝枕、いい感じっス…」
『…涼くん、今の変態発言だよ』
なんて言いながら、しばらく涼くんと他愛ない話をした。
気がつけば涼くんは眠っており、私は「お疲れさま」っと言って頭を撫でた。
--( ˘ω˘) アトガキ--
黄瀬を甘やかしたら駄犬になること間違いなし(`・ω・´)←
と言うか、しばらく放置すいませんでしたァァァァァ orz
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