お勉強(2)




あっくんに勉強を教え終えた(のか微妙)後、そのまま涼くんの部屋に向かいます。

部屋に入るとすでにテツくんが涼くんに国語を教えていました。


『テツくん、涼くんはどーですか?』

「なんとか現代文は乗りきれそうですが、古典は最悪ですね」

「かなっち〜!黒子っちがスパルタすぎるんスけど!」


って言いながら、涼くんが少し泣きそうな顔になって私に抱きついてきました。


「黄瀬くん、今すぐにかなさんから離れてください。じゃないと今後一切何も教えませんよ」

『それは困るっス…』


しょんぼりした顔で涼くんが私から離れると、背後にいる(いつの間にいたのか分からない)テツくんに抱きつかれました。


『テツくん、いつの間に…』

「ついさっきです」


するとテツくんが「黄瀬くんに教えるの疲れました」って言って、私の首元に顔を埋めてスンスンと匂いを嗅がれました。


「あー…かなさんいい匂いすぎますよ」

『テツくん、涼くんに勉強教えれないよ…』

「このままどうぞ」

『せめて座りたいなぁ…』


と言うとテツくんが急いで座って、私を引っ張り膝の上へと座らせました。

なぜこうも皆、膝の上に座らせるのが好きなんでしょうか。


『さて勉強しよっか。テツくんは気にしないでいいからさ』

「黒子っちが羨ましすぎるっス…」


あまりにも羨ましそうにしていて、涼くんは勉強する気無いな…と思ったので条件を出すことに。


『涼くん、この提出課題が全部終わったらいくらでもしてあげるけど…どーしますかー?』

「す、するっス!」

『じゃあ頑張ろ!分からないところあったら言ってね?』

「わかったっス!」


―――1時間後。


分からないところを教えながらだけと、どうにか提出課題を終わらせることが出来た涼くん。

なんとか分からないところも少しは分かってくれたみたいで、今回のテストは何とかなりそう。


「かなっち、終わったからお願い、いいっスか!?」

『うん、出来ることだけどね』

「膝枕してほしいっス!」

『膝枕?いいよ。テツくん、離れてくれないと涼くんに膝枕出来ないよ』

「黄瀬くん、なかなかいいとこつきますね。仕方がありません、自室に戻りますよ」


しぶしぶテツくんは部屋に帰った。

膝枕出来るようにスタンバイして「どーぞ」と声をかけると、勢いよく涼くんが寝転んできた。


「かなっちの膝枕、いい感じっス…」

『…涼くん、今の変態発言だよ』


なんて言いながら、しばらく涼くんと他愛ない話をした。

気がつけば涼くんは眠っており、私は「お疲れさま」っと言って頭を撫でた。



--( ˘ω˘) アトガキ--

黄瀬を甘やかしたら駄犬になること間違いなし(`・ω・´)←

と言うか、しばらく放置すいませんでしたァァァァァ orz



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