お勉強(1)




始まりました、勉強会!

さすがに1度に3人は見切れないので1回につき1人をローテーションという形で教えることに。ちなみに今日はあっくんです!


「かにゃちん、お願いしまーす」

『はーい…の前に勉強中にお菓子は禁止!取り上げます!』

「えぇー」

『問題に正解したらお菓子あげるからね?』

「むぅ…」


どうやらお菓子を取り上げたことによって機嫌を損ねてしまったようです…。

だって征くんにそうしろって言われたんだもん…


「敦、駄々をこねるな。かなが困ってるだろ?」

『征くん…』
「赤ちん…」

「僕がかなにそうしろと言ったんだ。その方が敦のやる気に繋がると思ってね」

「…赤ちんがそう言うなら我慢するー」


さすが征くん!昔からあっくんの扱い方がとても上手です。


「そのかわりー」

『そのかわり?』

「かにゃちんはここに座って教えてほしーなー」


ここと指差したところは、あっくんが胡座をかいて座っている上でした。


「かな、敦のやる気の為だ。」

『仕方がないなー…』


訂正。征くんはあっくんの扱いに慣れているのではなくて、ただ可愛がっていただけなようです…

しぶしぶあっくんの上に座って教えていきます。


『どこがわからないの?』

「この受動態全部ー」

『全部!?他は?』

「あとは多分出来るー」

『じゃあ受動態中心に勉強始めるね?』

「はーい」

『受動態はね、"〜された"の文にすることはわかるよね?』

「なんか聞いたことあるー」

『受動態は基本的に…』


と説明していると何やら私の首に顔を埋めてきました。


『あっくん、聞いてる?』

「ちゃんと聞いてるよー!」

『じゃあこの問題解いてみて?』

「はーい」


するとスラスラと解いていき、あっという間に解き終わったようです。しかも全問正解!


『あっくん出来てるよ!征くん、これなら私教える必要あった?』

「敦は基礎は出来るが応用が出来ないんだ」

『そっか…じゃあこの応用問題、一応自分だけの力で解いてみてね!』

「あれ、かにゃちんどこいくの?」

『大丈夫、この部屋にいるよ』

「うん…」


ちょっと不満そうな顔してるけど、私疲れて眠いんだもん…。


『征くん端によって』

「ああ」

『眠い…だから少し寝るね。あっくん出来たら起こしてね』

「わかったー。」

「かな、こっちおいで」


征くんの方へ少し寄ると「ここに頭を乗せるといい」って膝の上に(強制的に)私の頭を乗せました。

あれ、以外に征くんの膝枕がいい感じです…


「おやすみ」


その声を最後に私は爆睡したそうです…


「赤ちん…かにゃちんよだれたらしてる」

「くくっ、敦、写メでも撮っておこうか」

「うん!」



--( ˘ω˘) アトガキ--

ただ赤司様に膝枕していただきたかった…それだけなのです orz




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