3人との約束




体育祭も終わり数週間後、定期テストの時期になりました。


―――昼休み、テラス。


『明日からテスト1週間前だね』

「うわ、忘れてた」

「なんでテストとかあるんスかねぇ…」

「そーそー」


3人とも遠くを見てるような目でお弁当を食べています。


「大輝、涼太、敦。わかっていると思うが欠点なんて取れば…わかっているな?」

「「「え?」」」

「1ヶ月風呂洗いに洗濯に皿洗いに部屋の掃除だ」


そうです。うちの家訓(?)として、欠点を1つでも取ると1ヶ月間雑用なのです。

ちなみに料理は私と、少しですが征くんしか出来ません。


「かな」
「かなっち」
「かにゃちん」

『なーに?』

「「「勉強教えてください(っス)!」」」

『いいけど…1人じゃ見切れないからみんなで分担して教えてあげない?』

「分担っスか?」

『うん!テツくんが国語、さっちゃんが化学、真くんが数学、私が英語で征くんは総監督!』

「それはいい案だ、そうしよう。異論はないな?」

「私は大丈夫よ」

「自分が勉強する時間を頂けるなら」

「大丈夫なのだよ」

『じゃあ決まりだね!』

「「「(明日から地獄だ…)」」」



--( ˘ω˘) アトガキ--

次からみんなでお勉強しますよー


prev next

 

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -