決めましょう(2)




5、6時間目の間の休み時間。

私は征くんと涼くんとあっくんに競技を聞いていなかったので聞くことにしました。


『征くんは何に出るの?』

「そうだな…騎馬戦にでも出ようかな」

『なんで?』

「人の上に乗れるじゃないか」


た、確かにそうですけど…征くんがとてつもなく恐ろしいです。

すると私を後ろから抱き締めながら涼くんが話に入ってきました。


「確かに赤司っちは騎馬戦強そうっス、「俺に歯向かう奴は同学年であろうが殺す」って言ったら勝てそうっス!」

「ああ、そうだな涼太。今僕が殺してやろうか?」

「すいませんでした」


次は横でモリモリお菓子を食べているあっくんに聞いてみます。


『あっくんはどうするの?』

「ん〜…パン食い競争にでるー」

「でも敦の身長の高さで無理なんじゃないか?」

「でも今年はパンをぶら下げるんじゃなくてまいう棒だから絶対出るのー」

『良かったねあっくん、まいう棒で』

「楽しみだねーまいう棒」

「いや、楽しみがまいう棒っスか…」


すると私の携帯にメールが来ました。誰かと確認すると大くんでした。


『えっと…大くんはクラス対抗リレーに出るんだって』

「青峰っちにしては大役っスね!」

『珍しいよね、大くんにしては!…ん?まだ続きがあるや』


メールを下までスクロールすると理由が書いてありました。


『さつきが1000円くれるって言ったから出るんだからな、本当は体育祭に出るつもりも無かったんだからな…だって』

「青峰っちツンデレみたいっス」

『涼くんは何に出るの?』

「俺っスか?う〜ん…200m走に出るっス」

『涼くんなら一番だね!』

「かなっちのために頑張るっスよ!」

『ありがとう』


すると左横からあっくん手が伸びてきて私はあっくんの膝に乗せられてしまいました。これも小さい頃からなので気にしないです。


「そういうかにゃちんは何に出るのー?」

『借り物競争にしようと思ってるよ』

「かなにはピッタリな選択だ。頑張れよ、何かあれば僕が助けてやるからな」

『ありがとう、征くん!』


この後無事にLHRを終えて、みんな希望の競技をすることになりました。

体育祭どうなるんでしょう…。不安もありますが楽しみです!



--( ˘ω˘) アトガキ--

ようやく競技決定しましたよ!

まさか桃ちゃん、青峰を金で動かすとは…恐ろしい子です←




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