決めましょう(1)




賑やかな朝ごはんを終えてみんな仲良く学校に登校です!

私はA組で征くんとあっくんと涼くんも一緒のクラスです。他のみんなはお隣のB組さんです。

私は先に来ていた右隣の征くんに喋りかけました。


『征くん』

「あぁかなか。先に学校へ行ってしまって悪かったね」

『ううん、全然大丈夫だよ!』

「僕が居なくて寂しかったかい?」

『寂しいもあるけど、あっくん起こすのが大変だった…征くんならすぐに起きるのに…』

「そうか、僕がよーく敦に言っておこう」


満面の笑みで私の左隣寝ているあっくんを見ていました。するとあっくんが急に顔を上げて「赤ちんごめんなさい」って呟いていました。


「はぁ…朝から疲れたっス…」


朝から校門の前で女の子達に捕まっていた涼くんが今帰ってきたようです。


『今日もお疲れ様、涼くん』

「かなっち〜!」


そう言いながら私の後ろの席に鞄を放り投げて、後ろから抱き付かれました。

女の子達の視線が痛いけども絶対に何も言ってきません…なぜでしょう?

(そりゃそうだよ。僕が居るんだからかなに手出しするやつは殺すよ by.赤司)


「涼太、誰の許可を得てかなに抱きついている。」

「うげ、赤司っちじゃないっスか…」

「"うげ"とはなんだ。第一僕より図が高いぞ」


すると涼くんは黙って私から離れました。涼くんに垂れた犬ミミと尻尾が見えた気がします。


「みんな席につけーHR始めるぞー」


先生の一言でみんな席につきました。後ろを振り返って涼くんを見るとふて寝をしていました。

だからそんな涼くんに「よしよし」と言って頭を撫でてあげました。するとキラキラした目で私を見て笑いかけてきました。

ああ、犬ミミがピンってなって尻尾をはち切れんばかりに振っているような気がします。


「今日の7時間目のLHRで体育祭の種目決めるぞー。7時間目までにどれがいいか決めておけよ!じゃあ1時間目の授業の準備しとけよー」


そう言いながら配られたプリントを見ると沢山の競技が書いてありました。


『いっぱいあるや…』


そこまで運動が好きじゃない私は体育祭があまり好きではないですが…学校行事なので出ないといけません。


―――お昼休み、中庭。


私たち8人は中庭にあるテラスで一緒にお昼ご飯を食べています。

あ、もちろん私がお重でみんなのお弁当を作っています。そしてみんなでお弁当をつつきながら体育祭の話をします。


『さっちゃんは何の競技に出るの?』

「私?100mリレーに出ようかなって思ってるよ」

『さっちゃんならきっと一番だね!敵チームだけど心の中で応援するね』

「かなありがとー!」


さっちゃん、お箸持ちながら抱きついては危ないです…


『テツくんは?』

「僕は玉入れにしようかと。リレーに出たところでバトン渡すときにクラスメイトは僕が誰だが分からないでしょうし」

『そんなことない!私はテツくん分かるからね!?』

「ありがとうございます。かなさんにさえ分かっていただければ幸いです。なので僕のかじった卵焼きをあげます、間接キふごっ」

「テツくん最後まで残さず食べようね」


テツくんが食べかけの卵焼きはさっちゃんによって、テツくんの口へと入れられました。


『真くんは?』

「俺も黒子と同じ、玉入れにしようと思っているのだよ」

『間違えてラッキーアイテム投げないでね?』

「俺がそんなヘマするわけないのだよ」

『でも小学生の頃してたよ?』

「あ、あの頃は人事を尽くしていたが足りていなかったのだよ!」

『ふふっ、そっか。大くんは何にするの?』

「俺かー?んー…別に何でもいいけどな」

『大くん何でも出来るもんね!』

「ま、まぁな…」


するとまだみんなの競技を聞いていないのに予鈴がなってしまいました。


『あ、休み時間終わっちゃう。教室に戻らないとね…』

「そうだね。また放課後ね、かな」

『うん、バイバイさっちゃん!テツくんも大くんも真くんも』

「また放課後に」
「わかったのだよ」
「おー」

『征くん、あっくん、涼くん戻ろう?』


あ、まだ征くん達の聞いてないや…あとで聞こうと思います。



--( ˘ω˘) アトガキ--

赤司様とむっくんと黄瀬の競技も書こうとしたのですが長くなるのでカット!

十分長い気もしますがw
また次の話で発表します!あ、青峰のも←




prev next

 

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -