11 カフェラテにガムシロ3つ。
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お年玉をガサッとつっこんだ今年一番の(って、はじまったばかりだけど)大きな買い物を終え、ただいまガムシロたっぷりのカフェラテを飲みながら、スタバで休憩中。弱った時には、糖分が必要。
そして、年を越え、わたし的にはかなりの頑張りを見せたものの、引き続き遠くからヤマケンウォッチ中。だ。
はいはい。どうせこうやって、草葉の陰からコッソリ見てるのがわたしにはお似合いですよ。って別に死んでるわけじゃないけど。はー、、、
やさぐれモードのわたしから出る負のオーラに気がついたのか、三バカくん達がこっち見た。悪寒でもしたんだろうか。って、あ、ヤマケンくんもこっち見た。
えーい、こうなりゃヤケだ。手でも振ってやれ。 ラテを片手にニッコリ笑って手を振ってみる。
って、あれ?え?え??
三バカくん達に引きずられてヤマケンくん達が店内に、、、予想外の展開。だ。
「どもども、ヤマケンの友達です!で、お名前は??ヤマケンとはどういう知り合い??」入ってくるなり、トミオくん(だっけ?)にガシッと手を握られ、自己紹介を求められる。
「え?え?あの、、、成田、です、、、あのこないだの予備校の講習が一緒で、、、」
あまりの勢いに圧倒されながらシドロモドロで答えていると、トミオくんとは反対の手をマーボくん(だよね?)に握られ、
「っんだよ、ガリ勉目当てで講習通ってるのかと思いきやこういうことだったのかよ!予備校が出会いの場とは盲点だった!オレ、通う!予備校!ってことで今日からクラスメイトね、よろしく成田ちゃん!!」
突然のことにわけが分からず茫然としてると、今度は後ろから両手を掴まれ、トミオくんとマーボくんの手を振り払われる。ええっ?と思い後ろというか、上を見上げるとヤマケンくんが怖い顔で立っていた。
「成田サン、こいつらほんっとに無視してもらっていーから。」 「あ、てめえ、ヤマケン、邪魔すんな!!」 「そーだ、そーだ!!オレだって成田ちゃんのクラスメイトに、、、」 「バーカ、予備校は寄付金積んでクラス分けで融通効いたりはしねーんだよ。」 「うっせ、てめーはガリ勉と仲良く勉強してりゃーいいだろうがっ!?」 「ああ?!」
ギャイギャイと騒ぐ四人の中で、わたしはヤマケンくんに両手首をバンザイの体勢で掴まれたまま。 あのー、できれば手を離していただきたいのですがー、とも言えず。
ああ、どうしてこんなことに。
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