番外編参考文献リスト

・『グラス・キャニオン(上)』ジョナサン・ケラーマン著、北村太郎訳、扶桑社、1988年
・『グラス・キャニオン(下)』ジョナサン・ケラーマン著、北村太郎訳、扶桑社、1988年
小児臨床心理医アレックスシリーズの第三巻。毎巻世紀末かというレベルで薬物、娼婦、マイノリティ、暴力といった闇を扱っているもののこの巻が一番印象に残りやすいかも。この巻で主に出てくる元天才児ジェイミーとアレックスの気持ちのすれ違いがとても切ない。


・『サヴァイヴ』近藤史恵、新潮社、2011年
プロチームに所属するロードレーサーを主人公にしたシリーズ。『サクリファイス』『エデン』に続く短編集だが、荒北が言ってる石尾に関しては『サクリファイス』さえ読んでいれば筋がわかる。石尾が福ちゃんに似てるかどうかはまあ意見分かれると思いますが、自分の信念に一途なところは一緒かなと。


・『蒼穹の昴(上)』浅田次郎、講談社、1996年
・『蒼穹の昴(下)』浅田次郎、講談社、1996年
言わずと知れた大作。清朝のこととか世界史とかよくわかりませんという人でもさくさく読める主人公の出世物語…かと思わせてからの西太后や李鴻章といった世界史オタクのテンションを挙げる登場人物の豪華さ、またその心情の描写も見どころ。


・『はつ恋』ツルゲーネフ著、沼野恭子訳、2006年、光文社
一歩間違えればトンデモヒロイン(ちょっと病んでる?)なのにどこか美しくて切ない印象を残す女の子と主人公の少年の関係が面白い。『若きウェルテルの悩み』ほど読む人をどん底に落とす内容ではないけれどやっぱり読んだ後には少し苦さの残る作品。




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