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「いいかい、いつき君。上手に5回音読できたら、帰っても良いからね」
「うん、先生」
音どくがとってもにがてなぼくのために、先生はいつもれんしゅうしてくれます。ぼくと先生は、としょ室でいっしょにいのこりをします。
「さあ、読んでごらん」
「ひろい、うみの、どこ…か、に、」
ぼくは、いつも同じところでつっかえてしまいます。でも、先生はぜったいにおこったりしません。
「か……えっと。か、ら、」
「からすがい、だよ。もう一回読んでごらん」
先生は、とてもやさしくおしえてくれます。先生は、やさしいので、ぼくは先生のことが大すきです。
「けれ、ど、……っあ! せんせ、い」
だけど、先生はときどきいじわるをします。ぼくがもう一度よもうとすると、うしろからおなかをくすぐってきます。そうすると、くすぐったくて、上手によめなくなってしまいます。だけど先生はしらんぷりです。
「どうしたの、いつき君? ほら、早く読まないと帰れなくなっちゃうよ」
「ん、くすぐったいよ…せんせ」
先生の手が、だんだんと上にあがってきます。先生は、人さしゆびで、ぼくのおむねのまわりをクルクルとお絵かきします。ぼくはもっとくすぐったくなってしまって、先生の手をつかみます。
「っせん、せ、…やだよぉ」
「ん? だめじゃないか、教科書から手を離したら。ちゃんと両手で持たないと」
先生はくすくす笑って言います。僕はもういちどきょうか書をもって、さいしょから音どくします。
「…っひろ、い、うみ、ッの―――ひぁっ!!」
先生はやっぱりいじわるで、おむねのまわりをくるくるしてきます。ぼくはそれをたくさんされると、だんだんとむずむずしてしまいます。
「それから?」
「っぁ、ど、こか、…にぃ、っや、ぁ」
先生はずっとくるくるしながら、ぼくのお耳のちかくで小さなこえでおはなしします。ぼくはちゃんと音どくしたいのに、むずむずのせいでうまくできなくなってしまいます。
「のみこ、ん、…だ、っ」
「それで、お魚達はどうなっちゃうのかな?」
先生がお耳のちかくでおはなしすると、ぼくはドキドキして、もっとうまくしゃべれなくなってしまいます。それに、おむねも変な感じがしてきます。
「せんせ、おむねが…変な、感じだよぉ」
「ん? どうしたの?」
「わか、ないけど、おっぱいのとこ、むずむずするの」
「おっぱいって、ここのことかな?」
先生が、おっぱいがでるところをつんってつつきます。お母さんはそこからおっぱいが出るけど、ぼくは男の子だからでません。でも、先生がそこをつついたから、ぼくは女の子みたいな声を出してしまいます。
「やぁっ、せんせ、そこ」
「いつき君。今は音読の勉強をしてるんだよ。ほら、続き、読んで」
先生は何度も何度もそこをつついたり、つまんだり、なでたりするから、ぼくのおっぱいが服とこすれてしまいます。
「っはぁ、や、ぁ、せんせ、いっ」
「いつき君。ほら、できないなら先生と一緒に読もうか」
そういって先生は、ぼくのおっぱいをいじったまま、やさしく音どくしてくれます。
「暗い、海の、底を」
「っ、あ、くらい、うみっの、…ッそこ、を」
先生は、服の上からおっぱいをきゅっとつまんで、くにくにってします。ぼくはそれをされるとビリビリってでん気がながれるから、やめてほしいのに、先生はずっとくにくに、くにくにってしてきます。だからぼくもビリビリがとまらなくて、ますます音どくができなくなってしまいます。
「っあ、あ、せんせえっ! おんどく、できないよぉ」
「どうしてだい? ここはみんなでお勉強しただろう?」
「だ、って、ぇ…先生が、っぁ、いじわる、するっからぁ…」
「あれ、いつき君、先生のせいにするの? ひどいなあ。先生、いつき君が上手に音読できるように頑張ってるのに」
そう言いながら、先生はぼくの服のなかに手をいれてきます。先生の手がちょっとだけつめたくて、僕はまた女のこみたいなこえになってしまいます。
「っひゃ、ぁ! せんせ、つめた」
「いつき君がまじめに音読しないから、これはお仕置きだよ。我慢できるよね?」
先生はいつもやさしいけれど、ときどきちょっとだけこわいです。ぼくは、本とうはまじめに音どくしてたんだけど、先生にきらわれたくないから「はい」とおへんじします。
「いつき君は良い子だね。じゃあ、もう一回読んでごらん」
そうすると、先生はとってもやさしい先生にもどってくれます。こわい先生はきらいだから、いっしょうけんめい音どくします。だけど、こんどはおっぱいをちょくせつくにくにされてしまいます。
「んっ、ふ…ひろ、っ――い、う…っみの、っぁ、っあ! そこ、んん゛っそこ、っひぁ、あっ、んぁあ!!」
「そうだよ。いつき君、とっても上手に音読できてるよ」
『おしおき』されてさっきよりもビリビリがいっぱいで、ぼくはだんだん頭がぼんやりしてきます。でも先生はじょうずってほめてくれるので、ぼくはがんばって音どくします。
てん、はひとつ。まる、はみっつお休みしなきゃだめなのに、ぼくのお口がかってにたくさんしゃべってしまいます。がまんしてお口にチャックしても、先生におっぱいをくにくにされたりころころされたりすると、自ぜんとへんなこえが出てしまいます。
先生がゆびをゆっくりとまわすと、ぼくのおっぱいの先っぽも、先生のゆびにくっついていっしょにまわります。そうすると、ビリビリがずっととれなくなって、がまんできなくてせつない気もちになります。
せつない、というのは先生がおしえてくれた言ばです。ぼくが正しい言ばをつかうと先生はやさしくほめてくれます。
「っゃ、はぁぁ…っ! せん、せ、…せつない、よぉ」
「そうだね 、いつき君、ココ、いっぱい触られて切なくなっちゃったね。――ココ、なんていうんだっけ? 教えてあげたよね?」
先生にそうきかれて、ぼくはかおがまっかになってしまいます。おっぱいの先っぽのお名まえは、このまえおしえてもらいました。だけど、ぼくはいつもそのお名まえを言うのがはずかしくなってしまいます。
「………っ、ぁ、の…っん、ぁっ!」
「ん? 忘れちゃった、の? ―――だめだなぁ、いつき君。先生のお話、ちゃんと聞いてたの? ね、」
下をむいてもじもじしていると、先生はまたちょっとだけこわくなります。先生がくるしそうにたくさん息をしているので、きっとぼくがすぐに言わないからおこってるんだと思います。
それでもぼくがもじもじしていると、先生が先っぽをきゅってつまんできます。そのままひっぱって、くにゅくにゅってこねるので、ぼくはからだがお魚みたいにはねてしまいます。きっと、先生はぼくの先っぽで、ぼくをそうじゅうしているんだと思います。
「っあ、やぁぁあ! せんせ、せんせ、いっ――それ、だめぇ…っ!!」
「ほら、いいなさい」
こわいのとはずかしいのとビリビリがまざって、ぼくの心ぞうがどきどきしてきます。いっぱいどきどきして、ビリビリして、切なくて、あたまの中があつくて、ぼくがバラバラになっちゃいそうです。このままだとこわれてしまいそうだから、あわててちゃんと言いました。
「んああっ! あっやぁあっ、ち、くび…っあ、ちくび、ですっ!」
「―――良くできました。いつき君は良い子だね。………ご褒美だよ」
そう言って先生はもっともっと先っぽをこねてきました。
「―――っんん!!っやだあ゛! っあ、は、ぁあ!!」
「…………っ、いつきくん、かわいい…よ」
ごほうびなのに、先生はぼくにいじわるします。ぼくのからだがかってにあばれて、いすががたんっがたんっ、ってなります。だけど、先生がぼくのせなかにぴったりとくっついて、くにゅくにゅくにゅくにゅってするから、ぼくはうごけなくなってしまいました。
「あっあっあぁっ…あっ、ん!! せんせ、ぼく、ぼく…!」
「いつきくん、かわいいよ、すごく、すごく」
ぼくがいっしょうけんめい先生におねがいしても、先生はきこえてないみたいで、くにゅくにゅ、こりこり、コロコロってしてきます。かわいいって言われると、あたまの中が熱くなります。
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