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「―――っはぁ、あっ、あっ、…っ、あっ、ぁ、っぁ…も、っや、っ!」

唾液にまみれた騎士の乳首を、ニーウェの指がくちくちと捩り上げる。ユーインが快感を掘り起こすように、下から突き上げる。

それまでの予測不能なあちこちからの快感から打ってかわって、二人からの絶頂に向かっての律動が、濁流のように騎士を呑み込んでいく。

「ふ、…っ、きゅうきゅうと締まるぞーー、いい、ぞ。もっと感じろ、騎士殿―――っ」
「―――はぁ゛っ、ああ゛っ!ああ゛!っああ゛っ!」

プライドも理性も、とうの昔にぐずぐずに溶けてしまっていた。あとは無防備に殻をむかれて、どこまでも気持ちよくなるだけの雌が、快感に声を上げ続ける。

陥落したかつての雄の姿に、二人の皇子は昂りも露に頬を紅潮させていた。扇情的な表情が貼り付いた2つの口元が、騎士の左右の耳に寄せられる。

「気持ちいい?兄さんのおちんちん、騎士さんのなかに出たり入ったりしてるね?」
「これがいいのか?ニーウェの指の動きに合わせて、こうやって、じゅくじゅく突き上げられて、気持ちいいか?」

「あ、あ、って、女の子みたいに喘いでるね。恥ずかしいねえ。」
「溶けそうな顔をしているぞ?辱しめられるのがいいのか?もっと言葉で苛められたいか?ん?」

「いくの?もうイク?」
「イクのか?ん?」

「いいよ、ほら、」
「イけ、っいいぞ、」

左右から刻みこまれる卑猥な言葉が、頭の中で響き渡り、騎士の背がこれ以上ないというほどに仰け反っていく。

「気持ちいいね、すごいね、ほら、ほら」
「っ、いいぞ、イけ、ほら、―――っほら、っほら…っ!」

ユーインが一瞬顔を歪めると、微かな短い吐息とともに、ぐっ、と腰を突き刺す。
騎士に埋め込まれた陰茎が精を吐き出す瞬間、それは奥を持ち上げるように体積を増した。

「ぃ、―――あ゛っ――――!!!」

もはや言葉にもならないようだった。
ユーイン自身がドクドクと内壁を波ただせる間も、ニーウェの指は乳首の責めを緩めない。

「――――っ、――――――っ!!―――……っ!!」

限界を越えた快感に、すぐに騎士にも絶頂が訪れる。
神経に余すところなく快感が注ぎ込まれているかのように、全身に走る痙攣は止まらない。



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