本当に終わったんだなぁ、っていう気持ちが今は大きいです。本誌で最終回を迎えた時は割と、あ〜、終わっちゃった…!そっか!ってかんじだったんですが、振り返ってみると大正軸が不完全燃焼なところも少しあったので、こうして追加されたページを拝見しまして、ほんとうに終わったんだなぁ、って感慨深く思ったといいますか、本誌で終わった時に“おわり”であることは分かってたけど、ほんとのほんとに終わりなんだなぁ、と。
嬉しかったこと。ちゃんと炭治郎と禰豆子が家族みんなから「おかえり」って言ってもらえたところ。ふたりとも本当によく頑張りました。どんなにつらいことがあったとしても、生きていることがいちばん嬉しいこと。だけどkmtに出てくるひとたちは、みんな誰かのことを思っているんですよね。みんな自分よりも誰かの幸せを願っていて、いちばん大事な人の幸せが自分の幸せで。だからこんなにも優しい物語なんだね。
23巻の書き下ろしって聞いた時、夢女に有るまじきですがお話の解釈が違ったり変わったりしちゃうことがいちばん怖かったんですけれど、ワニ先生の描く世界は一貫しているのだなと思いました。あとワニ先生の描くイラストがほんとうにかわいくて大好きです。輝利哉くんと愈史郎が友達の関係であることにすごくあたたかい気持ちになりました。夢に見た鬼とわかりあえる世界になったんですね。とか言いながらハァーーーーーー感無量ーーーーーーーーーゆっくり色々消化します。
こんなにも素敵な作品に出会えて、こうして一緒に最後を見届けられて、とてもとても幸せでした。たやすみなさいより愛を込めて。