いくら花があっても
2013/08/13 00:19
白髪の彼女
「足りないのだ……螢…」
殺めた人の数
数で、済ませていい話ではない
いくら花を捧げても足りない
足りないのだ
己の犯した罪は償えない
白髪の彼女
「………我は、そなたがいればしあわせなのだ…螢」
螢
「……それは我も同じです………我が母…」
白髪の彼女
「……そう言ってくれて、嬉しい。……嬉しいが、螢…」
螢
「……我が母…。我も我が母と一緒にお祈りします。一緒におります」
白髪の彼女
「……螢…」
螢
「………大丈夫です、我が母…。……いくら怨まれようが、我は貴女さまの味方です。………一緒に、おります」
……殺めた命は数知れず。
これ、お盆関係あるかな…
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