#18






んで、サトシとピカチュウVSクルミルのバトルが勃発。

「おっと!」
ピカチュウの攻撃で飛んできたクルミルを咄嗟にキャッチした。

「え?」
次の瞬間、体にクルミルの糸が巻きついていた。

そしてクルミルは枝に糸を吐いて移動し始めた

「ちょ、待って待って!下ろして!」
「ミィ!?」
フードの中に入っていたはずのシェイミは落ちてしまった模様。
大丈夫かな・・・

・・・あ、やべえ、はぐれる。

「ちッ・・・後でフライゴンで合流する!!」
声が聞こえたかどうかは謎だが、後でフライゴンに乗せてもらおう。
ごめんねフライゴン・・・。
疲れるだろうけど、よろしく頼むよ;


そしてクルミルに連れてこられたのは、この森でひときわ目立つ大きい木。
「クゥルー」
「おま・・・すごい力あるな;」
ヤヅキを糸でぶら下げたまま器用に木に登り始めた。

そして、寝転がれるほどの広いスペースに着くと何処かへ行ってしまった。

「・・・ねえちょっと待ってよ!!せめてこれ解いていってよ!!」
もう姿が見えないクルミルに叫んだが、戻ってくることはなかった。

「・・・何この状態」
身動きが取れません。



しばらく経つと、下から声が聞こえてきた。
聞き慣れたものもあれば、聞きなれない声もあった。

また誰かに遭遇したのか・・・?
動かしにくい体を何とか動かして下を覗けば、見慣れた3人と知らない奴が1人。

誰だろう、と考えていると、突然ボールからフライゴンが出てきた。

「・・・フライゴン、悪いんだけど、降ろしてくれね・・・?」
「アー!」

フライゴンってドラゴンクロー覚えてるよな・・・それで切ってもらおうか?
って待て待て。こいつ、パワーかなりあるから下手したら一緒に切られる。

まあいいや。
下の人たちに助けてもらおう。


「おーい」
「ミ!」
真っ先にシェイミが反応してくれた。

「ぎゃッ!?」
着陸したフライゴンの背から勢い余って転げ落ちた。

「へ、ヘルプ」
「クリュ?」



「ヤヅキ!?」
3人から驚きの声が上がる。

「はは・・・クルミル、せめて解いてから離れて欲しかったな」
「クリュー?」
目の前のクルミルにそういえば、首をかしげた。

「大丈夫かい!?」
「多分← ・・・動けないけど。」
「ちょっと待ってて;」

「・・・あの子は?」
「ヤヅキって言います」
デントに助けられるヤヅキを見た男性が2人に訪ねた。

「この子のトレーナーなんですよ」
アイリスがヒョイっとシェイミを抱えてみせた。

「ふぅん・・・?デント君と仲がいいのかい?」
「多分・・・そういうことだと」
アイリスがニヤっとしながら言った。

「いいねぇ・・・!!」
(・・・何か語り始めたぞあの人)
未だ抜け出せないヤヅキはなんとなくアーティを見ていた。

「い、意外と丈夫だね・・・;」
「うん・・・どうやって取ろうか」
「うーん・・・出ておいで、イシズマイ!!」

デントはイシズマイを出して、シザークロスの指示をだして糸を切ってくれた。

「開放感ッ・・・!!サンキュー!」
ヤヅキは笑みを浮かべて礼を言った。

「いや当然のことをしたまでだよ。イシズマイもありがとう」
「イーワ!」

「仲いいねぇ・・・」
「ホントにねぇ・・・」
「なー、これからどうすんの?」


・・・で、男性はアーティーというらしい。
ヒウンジムジムリーダーだとか。

うわ、ジム戦やめとこうかな・・・。
変な癖がある人みたいだから、めんどくさそう。
でもシェイミがやるとか言い出しそうだな。こりゃあ。

そして、この人が森で寝るとかいうから、自分たちも巻き込まれて木の上で寝ることになった。
そしてデントは食事の準備、アーティーとサトシ、アイリスはクルミルと戯れていた。

「・・・デント、散歩してくるから」
「わかったよ。早めに戻ってきてね?」
「ん。」






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