#17
「この先は森になってるのか」
ズルッグを仲間にして、旅を再開したサトシ達一行。
「結構深いわね」
かなり深い森に直面していた。
「(森とか普通にあるんだ)すげ;」
前(トリップ前)は森は山奥まで行かないと見られないものだったり、とりあえず、
「ちょっと吃驚」
「これは、ヤグルマの森だよ」
「「ヤグルマの森?」」
あ、サトシとかぶったw
「うん。ヤグルマの森は真っ直ぐ進めばあっという間、
脇にそれれば自然の迷路と言われているんだ」
「ふ〜ん・・・」
気をつけなきゃな、とかサトシが言ってるけど、こう言う場合大体が迷うパターンだ。
経験からして。
まあそうならないことを祈るよ。
隣でアイリスが迷うわけない!って言ってるけどそうやってフラグ立てないで欲しいかな。
フラグ的なのたってんだよ!!ぜってえ迷うぞこれ。
「さてさて、この道がただの1本道になるか・・・それとも迷路になるか」
「全力で一本道希望します」
「ミィ!」
「お前もか。」
一本道希望に同意してくれたシェイミ。
サンキュ・・・これで迷ったらちょっとやだw
とりあえず、森へと足を踏み入れる4人だった。
「やっぱ森の中は落ち着くなぁ〜・・・」
「空気も新鮮で優しい光に溢れていて、いいポケモンが育ちそうだ」
「新しいポケモンと出会えるといいな!」
「ピカチュウ!」
「・・・」
なんでそんなに元気なの君たち。
「シェイミも草タイプだからな・・・ここは結構いいのかも」
「ミィ〜・・・」
なんか目が輝いてる。
やっぱ草だからな・・・。
「あ、危ない」
「え?」
後ろからポケモンが飛んできていることに気づいたヤヅキはサトシに声をかけたが、少し遅かった。
・・・で、野生のポケモンが急に現れて何が起こってるんだって感じでボケっとしてたらピカチュウが虫食い食らってた←ボケっとしすぎだろ
「ピカチュウ、大丈夫か?」
「ピーカ」
うん、一応大丈夫らしいです。
「クルミルははっぱを服にしている事から、
ファッションデザイナー達のマスコットとしても人気が高いんだよ」
「だからあんなに可愛いのね」
デントの豆知識をなんとなく頭に入れて、クルミルと言う攻撃を仕掛けてきたポケモンを見る。
・・・この世界にいる生物って、ポケモンと人間だけなんだよな。
って事は蚊とかいないんだよな?
・・・微生物っているのかな← いなかったらちょっと分解とかどうするんだ???
ちょっと違う方向に思考が走ったヤヅキをよそに、(←誰も知らないって)
サトシがクルミルをゲットしてやる!とか騒いでた。
とりあえずボールを構えたサトシに、クルミルの糸を吐くで、丸くボールっぽい感じにされていた
「プッ・・・wwww
ちょ、何その格好www
すっげえ腹筋痛いい・・・www」
その格好がツボったヤヅキはうずくまって笑い出した。
・・・なんとか抑えようとしているが。
「笑うなよ!」
「ごめん、無理!」
失礼だが、マジで面白い。
「クルミル、ナイスだwwww」
「クゥル!」
そして、クルミルはかかって来いとでも言うように手で挑発し始めた。
「なぁ、あいつバトル好きか?」
「多分、そうなんじゃないかな?サトシに仕掛けてきたぐらいだし」
「だよなー」
やっと笑いが収まったヤヅキは、クルミルを観察して疑問をつぶやいた。
ピカチュウがサトシに巻き付いた糸をアイアンテールを使って切ってる。
「サンキュー、ピカチュウ」
「ピッカ」
「アイアンテールってそういう風にも使えるんだ・・・」
アイアンテールで物壊したりもできるし・・・結構万能?
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