01
「いらっしゃいませ〜」
今日も店の中は料理を食べに来る人でいっぱいだ。
―――此処は偉大なる航路“グランドライン”
このお店はそのグランドラインに位置する島で、名は『ロブリ島』――……。
なんでもこの島はログが溜まるのが遅いらしく、観光客や旅をしている人が暇にならないように島のいたるところに色んな施設が設けられている。
……え?
何故さっきから説明口調なのかって?
あぁ……これには深〜いわけがあるんですよ…。
それは今から1ヶ月程前の出来事……。
その時……いや、その当時私はまだ“学生”だった。
しかも漫画のワンピースの発売日で………あ、もう気づきました?
やっぱり気づきますよねー!
はい、ご想像の通り私はトリップしてきたわけです!
“ワンピース”の世界に…。
えっと、話の続きをしますと…単行本を買いに行く途中に、
「早く読みたいな…!」
とウキウキしながら呑気に歩いていました。
そんな時―――
――ブゥーン
「……へ」
音がした方、足元を見た瞬間私は穴に。
落ちていた。
「え、えぇぇえーーー!」
意味が分からず、ただ叫ぶ事しかできなかった。
そして目が覚めるとこのロブリ島に倒れていた。
その時は、え、夢?
なんて思ったけど、半日程経った頃にこの世界がワンピースだと知った。
何故かって?
それはね、新聞を見た時にルフィくんの手配書を見たからだよ〜。
はい、ふざけてすいません。
えーっと、話を戻しますと、
その衝撃の事実を知った後は物凄く悩んだっけな〜……。
とりあえず私は先に働く場所を探す事にした。
だって働かないとお腹が空くでしょ?
まぁそんなこんなで、大きなレストランのウェイトレスの募集をしていたお店に行けば即OKが出てハイテンションでガッツポーズをした。
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