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トラファルガーさんとまさかの再開を果たした2日後、私は日の光によって目を開けた。





「ん〜……」



今日も牧場日和だなぁ。



ランちゃんがいれば牧場日和ってなによ、なんて突っ込みが聞こえてきそうな気がする。



そんな事を考えながら私はキッチンに向かい温かいミルクを最近お気に入りのカップへと注いだ。



今日は仕事も休みで私は久々にショッピングにでも出掛けようと頭の中で計画を立て始めていた。



























「あ、これ可愛い……」








私は大きなショッピングモールの服屋で黄色のワンピースを眺めていた。







「えっと、値段は……!」




私は下にある値札表を見ると諦めの文字が頭に浮かんだ。








「さすがに手が出せない……」



そこには私の給料ではとても払えない金額が書かれていた。



私は諦めよ、とため息に似た声を出しながらその店を後にしようとする。































「欲しいのか」














「え」






突然後ろから声を掛けられ振り向くと――。








「あれが欲しいんだな」






トラファルガーさんが私ではなくガラス越しの黄色のワンピースを見ながら呟いていた。




「え、トラファルガーさん!?」




私の声が耳に入っていないのかトラファルガーさんは黄色いワンピースをじっと見詰めていると、いきなりすたすたと店の中へ入っていった。



私はしばらく茫然とトラファルガーさんの入った扉を見る。




するとトラファルガーさんが小さな紙袋を持って店から出て来た。












「ん」





「あ、え……?」




トラファルガーさんはさっきのようにすたすたと私の前に来たかと思うと持っていた紙袋をずいっと私の前に突き出した。




私は意味がわからなくて困惑していると――。






























「やる」














トラファルガーさんはニヤリと口角を上げながらそう言った。



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