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次の日の朝、私は目を覚ますとローさんはソファで寝ているのを見て申し訳ない気持ちになった。
私はベッドから起き上がるとローさんを起こさないように扉へ向かう。



「もう大丈夫なのか?」



寝ていたはずのローさんの声がいきなり聞こえたので私はびっくりしながら振り向いた。



「は、はい……すいません、起こしてしまいましたか?」

「いや、さっき目が覚めたばかりだ」

「そうでしたか……」



私はそう言った後、あれっと思った。
確かベポさん達はローさんの寝起きはとっても悪いと言っていたような……。



「食堂へ行くのか?」

「はい、ローさんも一緒にどうですか?」

「……行く」



ローさんは短く返事をするとソファから立ち上がった。


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