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終わらないときめきをください


「あっ!ルフィー!勝手に私のおやつ食べないでよ!」

「わりィわりィ……腹減ってよ〜」

「だからって……て、キッド!また一日中寝てたよ!もうすぐ高校の受験が控えてるってゆうのにっ」

「ああ?んなもん知るか」

キッドは興味なさげにまた机に突っ伏した。

「もう……!……ロー?」

「なんだ?」

先程からずっと本から目を離さないローに頭でも打ったのか、と我が目を疑う。

「ローが勉強してるなんて珍しい……何を見てるの?」

そう尋ねるとローは無表情で語り始めた。

「そうだな……精神を集中させ興奮を高めながら、さらに想像力を膨らませる科学的にも根拠と体験に基づく「もういいから!」」

長い!

なんかローの説明長い!

このまま喋り続けさせると永遠に続きそうだ。

「はぁ……結局何の本なの?」

疲れた顔をしながら再びローに聞く。

するとローは本のカバーを外し、彼女の前に掲げた。

「これだ」

「……エ、エロ本ー!?」
なに堂々と見てんの!?

とりあえず、変態の如くにやにやしているローの頭は殴っておいた。

けれど、頭をさすっているローは、私に顔を向けると、またニヤリと笑っう。

「言っとくが、これはお前の為なんだからな」

「余計なお世話!」

別にローと付き合っているわけじゃないから!

そう言って、不快感を露わにしているとローは少し笑って、彼女にしかわからない声で言った。

「じゃあ付き合え」

「は」

突然の発言で口が半開きになる。

しかし、そんな彼女たちの空気を読めない人間がいることを二人は忘れていた。

「なにやってんだ?メシはもうねェのか?」

ルフィである。

「麦藁屋……」

ローは微かに青筋を立てて怒っていた。

「あぁ、ルフィくん……」

そんなルフィに二人はこう思った。










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