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そう私が言えば渋々部屋を出ていくローさん。



「よし、早く着替えて昼ご飯っ!」



朝がなかった為お腹はぐうぐう空かしている。
パッパと着替え終わった私はドアを開ければ真横に人影が。



「え……なんでいるの?ローさん」

「待ってたからだが?」



しれっと答えるローさんに首を傾げる。
なんで待ってたんだろう?



「お前を……お前と食べたいからな」

「お前をって、間違えるとこじゃないし!?」



うっかりと言ってはならない間違えを訂正したローさんからズササッと離れる。



「お茶目な間違いじゃねェか。気にするな」

「気にするから!?」



危ない。危ないよこの人。
私は貞操の危機を感じ、足早に昼ご飯を食べる場所へ歩く。
隣はローさん。
なんとなくだが、待っていてくれたことに嬉しくなった。
変態だけど優しい。
変態だけどまぁ、いいかと、思ってしまう。



「あ、リーシャだ。おはよう!」

「おはよう、ベポ。もう昼だからこんにちはだよ」



相変わらずプリチーなベポに抱き着く。
するとその横に座っていたペンギンが私に話し掛けてきた。



「お昼はバイキングだ」

「沢山種類あるぜ!」



シャチが嬉しそうに向こうを指で指す。



「どれどれ……っ、すごー!」

「感動し過ぎだろ」



料理バイキングの豊富な種類に私が興奮するとローさんがクツクツと笑いながらトレーをくれた。



「だってぇ!美味しそうなんだもん!迷うなぁ〜」



いつもの倍はテンションが高いのは仕方がない。
うんうん。



「そんなに食べれんのか?」

「朝飯前〜!」

「もう昼だぞ」



テーブルに着いた私にシャチが尋ねてきたから返事を返すとペンギンがツッコンできた。
朝から君達元気だね。



「リーシャ!あの苺のブリュレ凄く美味しかったよ!」

「え、本当ベポ!?」

「うん!」



ベポの言葉に目を輝かせていると、ローさんもトレーを持って席についた。



「それはこれのことか?」

「うん、それだよ」

「わ、甘そう!」



ローさんのトレーには苺のブリュレの他にも色んな種類のデザートが置いてあった。



「ローさんって甘党?」



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