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- ナノ -
 
06

しばらく走っていると一つの店から声が聞こえた。




「おじさんもっとお酒ちょーだい!」



ここか…


俺はゆっくりと店の中へ入って行った。




「嬢ちゃん…もうそれぐらいにしといたほうが…」



「いーの!憂さ晴らししたくて飲んでんだから!」



明らかに酔っ払っているあいつを見てため息をついた。


そしてリーシャの後ろまで行くとリーシャは俺に気が付いた。



「あれ〜?トラファルガー・ローが見える」



ロ「当たり前だろ、実際俺はいるんだからな」


俺がそういうとリーシャはニヤリと笑った。



「うっそだー、だって今頃トラファルガー・ローはお楽しみの最中のはずでしょ?」



ロ「生憎気分が乗らなくてな」


「へぇ〜?」



リーシャは返事をするとまた酒を呑みはじめた。



ロ「これ以上飲むな」


俺はリーシャから酒を奪うとこいつはムッとした顔になった。



「なによぉ、海賊に言われたくな〜い」



ロ「俺は医者でもある」



「………」


俺がそう言うとリーシャは黙り込んだ。




俺はため息をついた後、リーシャの隣の椅子に座った。





「お前は何故俺を狙うんだ?」


俺は前の島で聞きそびれた疑問を聞いた。



リーシャはしばらく無言だったが、ポツリポツリと話始めた。


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