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- ナノ -
 
26

私とベポ、シャチ、ペンギンで出口を探し続けやっとの事で目的地についた。



「や、やっとついた!」

「俺疲れた……」

「俺もくたくただ……。ペンギンがいなかったらまじでヤバかったぜ……!」

「地図を見たら分かるだろ」



ペンギンの言葉に私達はえぇ〜!?と驚きの声を上げた。



「あんな地図見てるこっちがややこしいわよ!」

「そーだそーだ!俺だって全くわかんなかったんだからな!」

「シャチ、それ自分を馬鹿にしてる」

「……しまった!」



シャチのアホな発言にペンギンはため息を付きながら見ていた。



「そんな事より後ろで船長が待ってるぞ」

「「「え?」」」



私達が揃って後ろを向けば、





















一人涼しげにかき氷を食べているトラファルガー・ローがいた。



「「ずるっ!」」

「あ?」



ベポとシャチの突っ込みにトラファルガー・ローはやっとこちらに気づいた。



「遅かったな、待ちくたびれたぞ」

「え!かき氷食べてたのにィ!?」

「黙れシャチ」

「すんませんしたァァ!!」



(えぇー……)



シャチはトラファルガー・ローに睨まれた瞬間地面に頭を叩き付ける勢いで謝罪した。
そりゃねぇ、あんな人を殺せそうな目で睨まれればね。



(可哀相なシャチ……)



私は自分から墓穴を掘ったシャチに心の中でご愁傷様、と手を合わせた。







(まぁ、とりあえず)

(ゴールインしたんだからかき氷を食べよう)


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