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18

ロー達は賞金稼ぎ達を倒した日の夜、宴という名目で酒を飲みながらドンチャン騒ぎしていた。



「いやァ〜今日も大変だったな」

「でもさすが船長だな!」


最後の賞金稼ぎ達はローの能力でバラバラになったことで勝負はついた。



「………」



だがそんな中ローは無表情で酒を煽っていた。



―そんな時










「あんたさっきからしつこい!」



突然女の叫び声が聞こえ、ハートの海賊団はその声がした方へ顔を向けた。



「そんなこと言うなって〜」

「あっち行きなさいよ!」



そこには明らかに酔っぱらいの男に絡まれているリーシャがいた。



「あれはリーシャじゃないか?」

「マジだ、ナンパされてんのか?」

「どーしよ〜!」



シャチ達がそんなことを話していると突然ローが立ち上がった。



「どうしたんですか船長?」


シャチがそう問い掛けてもローは無視してスタスタと歩いて行く。



「もしかして……」



ペンギンがそう呟くと同時にローは声を発した。







「おい」

「あァ?」


男はリーシャを口説いていたところを邪魔されて不機嫌な声と共に後ろを向いた。





「ヒィィ!?」



そこにはすごい形相をしたローが刀をトントン、としながら立っていた。



「失せろ」



ローは短く言葉を言うと同時に男は顔を真っ青にしながら店を飛び出して行った。

「……」

「……来い」

ローは不機嫌な低い声で言うとリーシャの腕を掴んだ。


「ちょっ、離してよ!」

リーシャの言葉を無視しローは仲間達が座っている席へ彼女を無理矢理座らせ、自分もその隣へ座った。





「っ、もぅ!貴方達も船長に何か言ってよ!」

リーシャがそう言うとクルー達は苦笑いしながらお互いに顔を見合わせた。

「って言ってもなぁ…」

「船長が決めることだしな…」

そんなクルー達の言葉にリーシャは諦めたようにため息をついた。


「もういい……」

リーシャはそう言うと腕をくんでドカリと座り直した。



「そんな顔をするんじゃねェよ」

「誰のせいよ、誰の!!」



こちらに噛み付くように言うのに対してローは面白そうにリーシャを見ていた。








(クルー達もその様子を面白そうにに見ていた)


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