◎蘭マサ




蘭「狩屋…何も言わずにこれを着ろ。お前の言いたいことはわかるが俺も不本意なんだ。ここはお互いに譲歩することが大事だと俺は思う。だからこれを…このゴスロリミニスカメイド服を」

狩「消えろ」

蘭「まだ全部言ってないだろ!人の話は最後まで聞きなさい!」

狩「聞かなくてもわかるだろその流れ!俺に着ろってことなんだろ!」

蘭「ハッ…!俺が言わなくても理解したっとことか狩屋…俺たちすでに運命共同体だったんだな!」

狩「何も言わずに着ろって最初に先輩が言ったんじゃないですか!!というか好きだなコスプレ系…なんで俺に着せたがるんだよ」

蘭「下はあえて黒ストッキングだと思うんだが」

狩「答えになってない」

蘭「言うこと聞かないたびに少しずつ少しずつ破っていくんだよ…際どいところまで破って夜に一気にいただきます!ってとこだな」

狩「へ、変態!先輩変態!」

蘭「世間的にも俺のドSは認められてるし何も問題ない」

狩「世間は受け入れるんですか!?なんという理不尽な…そういえば冒頭では先輩不本意だって言ってません?どうしてですか」

蘭「俺は正直メイドよりも学生制服派だそしてセーラー派だ」

狩「…それでセーラーでも黒ストッキングなんですか」

蘭「わかってるじゃないか狩屋」

狩「霧野先輩はあれじゃないですか、ストッキングさえあればなんでも良いんじゃ」

蘭「肌色のストッキングは好きじゃない」

狩「へ、へぇー(マジレス…)てゆうか、なんでストッキングなんですか?タイツでも変わらない気が」

蘭「ふざけるな!!!!」

狩「は?」

蘭「タイツは分厚いんだ!地厚なんだ!中には30デニールみたいな薄いやつがあるみたいだが世間の女がそれを履くことはほとんどない!俺はストッキングのあの薄い壁に守られてる生足を想像することに燃えを感じるんだよ!」

狩「どんだけストッキング好きなの!!?と言うか詳しすぎて気持ち悪いんですけど!!」

蘭「ストッキング破くのは男のロマンだ!」

狩「鏡見てから言ったらどうです?」

蘭「…狩屋」

狩「な、なんですか」

蘭「お前は今タブーに触れた」

狩「そんなの今に始まったことじゃ…」

蘭「俺の機嫌をあまり損ねるなよ…火傷するZE☆」

狩「ダサっ!」

蘭「…わかったよ、お前はあくまでもゴスロリが嫌だっていうんだな」

狩「そうです…」

蘭「じゃあ俺が着る!」

狩「へっ」

蘭「お前が嫌なら俺が着る。狩屋が言うように俺はこんな容姿だから抵抗も少ないし、お前がそこまで嫌だっていうことを強要するのも後味悪そうだ」

狩「先輩…」

蘭「着替えてくるからちょっと待ってろ」

狩「…霧野、先輩…!」

蘭「狩屋?」

狩「今でもムカつく派手な顔で女の子にも男からもキャーキャー言われてんのに、…女装なんてしたら」

蘭「…」

狩「女装なんてしたら、更に俺の立場が弱くなるでしょう!!?」

蘭「そうか、お前はそんなに俺のことを…て、え?」

狩「今でもこんな女顔に上取られてるんですよ!?なのに女装したら完全女に尻に敷かれてるダメ男じゃないですか!!嫌ですよ俺そんなの!だったら自分でゴスロリでもセーラー着る方がましですっ」

蘭「…狩屋」

狩「なんですか!」

蘭「着るって言ったな…?」

狩「っっ!それは言葉のアヤというもので」

蘭「問答無用!男に二言はない!」

狩「そういう無駄に男らしいとこ嫌いじゃないですけど!」

蘭「大好き、の間違いだろ?」

狩「…やっぱり嫌いです///」










蘭マサの日おめでとう\(^o^)/!!末永く爆発してね!!





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