◎天京と蘭拓
拓「剣城ってほんと雷門ユニ似合わないな」
蘭「顔色悪いからだろ」
天「死人みたいだな!」
剣「せめて白いと言えよ」
拓「なんでそんなに白いんだ?サッカープレイヤーだったら外で試合とかするだろ」
剣「フィフスセクターは中の施設の方が充実していたから外ではほとんどやらなかった。それに生まれつき焼けにくいんだよ」
蘭「くそ…顔は俺の方がかわいいのになんてうらやま((…ずるい設定を持ってるんだ…!」
天「でも実際瞳孔開きぎみだからハ虫類そっくりだよな!」
剣「てめぇはほんと容赦ねぇな!」
蘭「よかったな剣城wwww恐竜とお揃いだぜ恐竜wwww」
拓「やめろよ蘭丸wwwwせめてトカゲだろwwww」
天「じゃあ頭の後ろのチョロっと出てる髪はしっぽなんじゃないですかwwwww」
蘭「ぶはwwwwやめろってwww腹筋割れるwwwwww」
剣「ちょっとこいつらデスソードくらわせていいかな」
円「なんだ皆、楽しそうだな!」
拓「円堂監督!」
円「何話してたんだ?」
天「剣城がハ虫類の死骸みたいだなって…」
剣「おいちょっと待て!!さっきより表現がエグくなってるぞ!」
円「よかったなぁ剣城!前は皆に無視されてイジけてたのに、やっと仲間に入れt」
剣「それ以上言うな馬鹿監督ううううううううう!!」
蘭「あの剣城が…?」
拓「俺たちの中に?」
円「ほんとは皆とこうやって話したかったんだろ?俺の知り合いに同じようなやつがいたから大体わかるよ。な、剣城!」
剣「俺にふるなっ」
天「なんだ、かわいいとこあるじゃん剣城!」
剣「お前にはかわいいと言われたくない!」
天「え?」
剣「…チッ…な、なんでもねぇよ」
円「で、剣城の肌の色の話だろ?それは個人個人で違うのは当たり前だ。あんまり言うと差別につながるから、あんまそのネタで弄るのはやめた方がいい」
拓「はい」
蘭「わかりました…チッ」
剣「お前今舌打ちしたなオイコラ」
天「ちぇ、イライラしてる剣城かわいかったのになぁ」
剣「またお前はそういうことを…!」
天「だってほんとのことだよ!剣城はかわいいもん!嘘は言ってないし」
剣「馬鹿にするのも大概にしろ!俺は男だ!かわいいなんて女々しい言葉使うんじゃねぇ!」
天「剣城はかわいい!」
剣「まだ言うか…」
円「はいはい、その話題はそこまでだ。痴話喧嘩なら余所でやってくれ」
剣「ち、痴話!?」
天「はぁい…」
剣「お前も否定しろよ!」
天「いいじゃん!俺剣城とこうやって話せてすごく楽しいよ。これからも一緒にサッカーしような!」
剣「お、おう…」
拓「日も暮れてきたしな。そろそろ帰ろう」
蘭「送ってくぜ拓人」
拓「あぁ、ありがとう」
天「俺たちも帰ろう剣城!」
剣「ああ」
天「はい」
剣「……なんだその差し出した手」
天「え?繋ぐんじゃないの?」
剣「はぁ!?なんで…」
天「つながリーヨ♪」
剣「歌うな!」
円「いいじゃないか手を繋ぐくらい」
天「なんとかなるさ!」
剣「うるさい!」
蘭「もーめんどくさいな、照れてんだろ剣城はー」
拓「素直になれよ剣城」
天「なーんだ照れてるだけかぁ。やっぱかわいい!」
剣「ち、ちがう…からな!別に松風の手が意外に大きくてちょっとドキッとしたとか思ってないし…!」
拓「テンパりすぎて墓穴掘ってる」
円「剣城」
剣「?」
円「監督命令だ。天馬と手繋いで帰れ」
剣「なん…だと…」
拓「いい考えですね監督」
天「さすが監督!ますます尊敬します!」
蘭「諦めろ剣城、4対1だ」
剣「…」
天「剣城…?そんなに嫌なら止めても…」
剣「今更何言ってんだ。……………ほら」
天「…!」
剣「手。…繋ぐんだろ」
天「!うん…!!」
蘭「ほんと素直じゃないよな剣城は」
拓「そういうお前は素直すぎないか?」
蘭「誰かさんも恥ずかしがりやだからちょうどいいんだよ」
拓「ふふ…そうかもな」
蘭「なぁ拓人」
拓「うん?」
蘭「……やっぱいいや」
拓「なんだ勿体ぶるなよ」
蘭「後での楽しみに取っとくよ。行こうぜ」
拓「ああ」
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