7/11毒磯

毒「すき、きらい、すき、きらい、すき…きらい…す、き…!」

光「げ、何やってんの毒島」

毒「光良。みてわかんねぇか、花占いだよ」

光「げぇええ気持ち悪っ!オレみたいにカワイイならまだしもお前みたいなやつが花占いとかげぇええ」

毒「うるせぇな!オレだってセンチメンタルになるときだってあるんだ」

光「まぁ百歩譲ってお前がセンチメンタルだとしたとしてもその占いの相手って誰だよ」

毒「…光良には言いたくない」

光「ハァ?なにそれ、オレは駄目ってどうゆうことォ?毒島のくせに」

毒「だ、だって言ったら怒りそうだから…」

光「怒らねぇって!どんだけオレが短気だと思ってんのォ?いいから言え」

毒「……い……いそざ、き」

光「………あ?なんだって?」

毒「だから、…磯崎」

光「…」

毒「…」

光「……」

毒「……」

光「毒島」

毒「な、なんだよ」

光「今すぐ万能坂サッカー部から出てけ」

毒「今すぐ!?」

光「そうだよ今すぐ!今すぐ磯崎が見えない辺境の地まで旅だっちまえ!帰ってくんな!」

毒「やっぱ怒ってんじゃねぇかああああ」

光「オレは今からイカるぜ」

毒「もう既に怒ってるし微妙なネタ引っ張ってくんな!」

磯「なんだよこの花びら…部室に捨てんなよ」

毒「あ、磯崎」

光「いっそざきいぃいイイイ!今日もその髪型イカしてるあぶっ」

磯「光良後でランニング3周追加な。おい毒島、しゃべってねぇで片付けろ」

光「はい!すいません!」

磯「(敬語?)なんでお前そんなに嬉しそうなんだ?」

毒「な、なんでもない!」

磯「気持ち悪いやつ…ま、今日もうちの中盤はお前に任せるから、よろしく頼むぜ」

毒「ああ、頑張るよ!…あ、そうだ磯崎、これ」

磯「…ヒマワリ?つかこれどこから出した」

毒「ヒマワリの花言葉は…今オレの口からは言えねぇ。けど、磯崎への気持ちだ!受け取ってくれ!」

磯「……お前、ほんと頭大丈夫か?ま、くれるならもらっとくけど」

毒「ありがとう磯崎!ランニング行ってくる!」

磯「あ、ああ。行ってらっしゃい」

光「あーあー張り切ってんなぁ」

磯「あいつどうした?お前なんか変なこと言ったんじゃないだろうな」

光「べっつにィ?毒島が勝手に張り切ってるだけだぜ」

磯「ふぅん…」

光「なになに、気になるの磯崎クン?」

磯「…」

光「あれ、もしかして図星ィ?」

磯「…お前もランニング行ってこい」

光「はいはい。大切にしてやれよ、そのヒマワリ!」


篠「なにしてんだ磯崎、うずくまって」

磯「ほっとけ」

篠「耳赤いぞ」

磯「ほっとけ」

篠「そのヒマワリどうしたんだ」

磯「ほっとけ」

篠「…告白待ってるよりした方が早いと思うぞ」

磯「バルス!!!!!」











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ヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめます」です。
毒島ちゃんは光良くんみたいにオープンにはなれないムッツリ系だと思うので磯崎さんからアタックしない限り進展はまずなさそう。

それを気にして積極的にいこうとしても最後のツメが甘くて結局失敗して泣いちゃった毒島ちゃんを結局磯崎が慰めて
「お前オレより年上だろ!」
「だって磯崎…おれだって…おれだって…!うわあああ」
「だから泣くなっつーの!」

みたいなやり取りが見たくてしょうがないです
万能坂イレブンににだいぶ夢見てます


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