虎「早く練習行くぞ」 竜「まぁまぁ、そんなに慌てなくても。今日は花島コーチはいないんですから、翔くんが練習メニューを把握できるまで時間をかけて行ってあげましょう」 凰「っ」ｶﾞﾀｯ 竜「凰壮くん!?」 凰「悪い…ちょっと寝ぼけてたみたいだ」 虎「？起きたのはだいぶ前だぞ」 竜「玄関の段差に引っ掛かるなんて、調子でも悪いんですか？」 凰「大丈夫だ。行こうぜ」 竜「ねぇ虎太くん…最近凰壮くん変じゃないですか？」 虎「そうか？」 竜「さっきもそうでしたけど、なんかボーッとしてることが多いような気がするんですけど」 虎「変なもんでも食ったとか」 竜「僕ら食べてるもの一緒じゃないですか」 凰「何してんだ二人して。行くんじゃないのかよ」 竜「行きますよ。…虎太くんもちょっと用心して見ててください」 虎「わかった」 翔「あ、来た来た。おっはよー降矢くんたち!!」 竜「おはようございます」 虎「はよ」 凰「…おはよう」 ｴﾘｶ「これで揃ったな。３Ｕもﾚｲｶちゃんも今日来られへんし」 翔「ちょっと人数少ないけど、僕らだけでもがんばろう!!花島コーチからメニュー預かってるから、伝えるね」 翔「……そんな感じで虎太くんたちはお願い。あと凰壮くんは僕のDF練習付き合ってほしいんだけど…いいかな？」 凰「…二人でか？」 翔「凰壮くんも虎太くんたちと三人でやりたいのはわかってるんだけど……」 凰「い、いいぜ。付き合ってやるよ」 翔「ホント!?やったー！ありがとう凰壮くん!!」 凰「っ手を掴むな…！」 翔「あっ、ごめん…つい勢いで…エヘヘ」 凰「気をつけろ…」 竜「まさか…そういうことだったんですか」 虎「どういうことだったんだ」 竜「いやいや、凰壮くんに限ってそんなこと…。でも現状は…」 虎「凰壮のやつ顔が赤いけど病気か？」 竜「まぁ一種の病気みたいなものでしょうねぇ。しかも相手があの翔くんだなんて、何が起こったのか」 虎「は？翔が関係あるのか？」 竜「まったく虎太くん…ここまで聞いてわからないんですか？凰壮くんは今どんな顔をしてます？」 虎「嬉しそうだな。サッカーもやってないくせに」 竜「虎太くんはサッカー一筋ですもんね。けど凰壮くんは違うみたいですよ」 虎「よくわからん」 竜「…わからない方が虎太くんのためかもしれませんね。凰壮くんたちはそっとしておいてあげましょう」 虎「は？なんなんだ結局」 竜「まあまあ。僕らも練習続けますよ、エリカさんを待たせています」 虎「？ああ」 竜「相手は誰であれ応援してあげたいですが…翔くんも筋金入りのサッカー馬鹿ですから。お互い苦労しますね」 虎「竜持ー」 竜「はいはい」 凰「翔！もっと早く動かせ！」 翔「あ、くぅ…！」 凰「もっと激しく！」 翔「や、キツ…ッ」 凰「お前がやりたいって言ったんだろ。それなりの覚悟は決めろよ」 翔「ぅ…も、凰壮くん！」 凰「なんだよ」 翔「なんで今日こんなに厳しい、わけ？」 凰「…せっかくマンツーマンでお前の面倒見れるから」 翔「え？」 凰「なんとなくだ」 翔「なんとなく!?」 凰「これぐらいやってちょうどいいくらいだろ」 翔「いやまぁ…それぐらい僕は下手だけどさ。ちょっとだけ疲れちゃって…」ﾄｻ 凰「…!!!!!??」 翔「凰壮くん体大きいから安定するなぁ。はぁ〜落ち着く」 凰「ば、馬鹿言ってんなお前！暑苦しいだろ！」 翔「そう？あ、でも凰壮くんの体すごい熱い。…もしかして風邪!?」 凰「ちげーよ。だからお前がくっついて暑苦しいからだって言ってんだ」 翔「わかったよ、離れるよ」 凰「…っ」 翔「……あの、凰壮くん？離れてほしいんじゃないの？」 凰「え？」 翔「僕の腕…掴んでるんだけど」 凰「………あ」 ｴﾘｶ「あの人ら何してんの？」 虎「サッカーじゃないのか？」 竜「ほっといてあげましょうか」 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ 銀オフの子たち皆かわいくて好きなんだけどあえて組むならこの子らかなと凰翔。 三つ子と翔くんの絡みと花島コーチと三つ子の絡みが特にというか三つ子なんであんなにかわいいの オールラウンダーな凰壮くんが手取り足取り翔に教えてあげればいいと!!!!!!!! |