おはよーございます(*^^*)
2013.03.15.Friday
玄関のドアを開けるごく小さな音で目を覚まし、ソファから起き上がる。カウンターで仕切られたキッチンに目を向けると、出窓の向こうの空はもう朝焼けに白み始めていた。
朝帰りか……
恐らく自分を起こさないように気をつけているのだろう。気遣いは理解できたが、連絡のなかったことへの苛立ちの方が勝ってしまう。
ターレスは自分も音を立てないように立ち上がり、やや乱暴にリビングのドアを開けた。
直接寝室に行こうとしていたのだろう。
突然開いたドアに驚き、ギクリと足をとめたバーダックは、何も言わないターレスを見て肩をすくめ、起きてたのかと呟いた。
「目が覚めたんだ。あんたを待ってたらリビングで寝てたからな」
「悪かった」
「……別、に」
思いがけず素直に謝罪され、ターレスはそれ以上何もいえず、言葉に詰まった。
「なんだ、その顔は」
「謝られると思わなかったからな」
ターレスは前髪をかきあげて苦笑いし、バーダックに近づいた。
「先月のお返しがしたくて、ずっと待ってたんだ。連絡くらいしろよ、バダ。オレだって人並みに恋人とはイベントを楽しみたいんだ」
「らしくねぇ」
ネクタイに手をかけて緩め、逆らわないバーダックの胸に手をあてる。多少羞恥を感じているのか、顔を背けたバーダックの頬に残った古傷にキスを落とし、胸にあてた手を肩まで滑らせジャケットを床に落とす。浅黒い手をそのまま首筋から顎へ滑らせ、正面を向かせたバーダックの、ほんの少しだけ低い位置にある唇を唇でふさげば、いつになく素直にターレスの舌にこたえてきた。
「バダ、明日休みだろ」
「そのためにこんな時間まで働いてきたんだ」
「じゃあ、 バレンタインのお返しをたっぷりしなきゃな。今日は一日中ベッドの中だな」
「飽きさせるなよ」
「さぁな。あんたの身体に夢中になって、気遣う余裕ないかもなぁ」
「……っ、ターレ、ス……っ」
「バダ、まずはご奉仕させてくれよ」
「お、いっ、……っ」
外したネクタイで背中に回させたバーダックの手を緩く縛り、寝室のドアにおしつける。問答無用とばかりにさすがに慌てているバーダックのワイシャツのボタンを一つずつ外し、露になった鎖骨に吸い付く。激しくはないが、バーダックの身体を知り尽くした愛撫は、否応なく腹の底から込み上げる快感を煽った。
ごめんなさい。
リアタイ用なので中途半端です( ̄▽ ̄;)
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