がっついたw

2013.03.07.Thursday


窓辺の椅子に座って、ホテルの窓から空を眺めていると、ロックが外れる音がした。

ゆっくり振り返ったカカロットにまっすぐ近づいてきたターレスは、少し苛立っているように見える。 何も言わず見つめていると、目の前にたったターレスの手がカカロットの金髪に滑り込み、ぐっと力を込めたかと思うと、無理矢理立ち上がらされた。

「ーーっ、ぅっ」
「何故、逃げないっ」

鼓膜を震わせる怒声の後、ベッドに引き倒される。乱暴な扱いを受けても、カカロットの青い目に静かな感情しか映っていない。長く傍にいたが、こんなに激高したターレスを見るのはおそらく初めてだ。カカロットは覆い被さってきたターレ スの唇が首筋に触れた感触に息をつめ、塗れた下の動きに短い声を上げた。

「オレが、憎いだろう??どうしておとなしくここにいるんだ。今が逃げる絶好のチャンスだったはずだ」
「あっ、……っ、だ、って……ターレス、が一人になる……っ、ぅんっ」
「ふん、こんなゲス野郎の心配か?ーー自分のためだけに赤ん坊だったおまえをさらって、親戚だと偽って18年間、好きに弄んだ。世間に訴えれば、おまえは確実にオレを抹殺でき るぞ?」
「……オレは、ターレスの傍にいる生活しか知らないから。かごを出て空を飛びたい鳥ばかりじゃないんだよ」

フッと寂しく笑った青い目を見つめ、ターレスは一瞬ぐっと唇を噛んでから、カカロットを激しく抱きしめた。






あかん、仕事もどらな!!すごい中途半端(--;)

15:24|comment(0)

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