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「ッ!!」


俺の言葉にクラマ君の身体がギクリと強張る。
しかも瞬間的にクラマ君の身体がカッと熱くなる。
あー、マジかよ!?
マジでこの子自分で弄ってんのか……!
図星指されて愕然としてるくせに、尻穴はヒクヒクッて物欲しげに蠢くんだからなぁ。
どんだけイヤラシイんだよ!?
チンポギンギンだけじゃなく、お尻もユルユルってどんだけ!?
こんなに沢山「外見に似合わず意外とエッチ」な部分を俺に見せ付けて、一体この子は俺をどうしたい訳!?
これ以上興奮したら俺どうなるか知らないよ!?


「ね、どうなの?
いつもお尻で気持ち良ぉ〜くなっちゃってるんじゃないの?自分で弄ってさ。ねぇクラマ君」

俺は自分の指をペロッて舐めてから、背中に覆いかぶさるようにクラマ君の耳元で囁いた。
俯き加減なその横顔は驚愕と怒りの混じった険しい表情で、今にも零れそうな程、目の端に涙を浮かべている。
ああ゛ー、この子の涙浮かべた悔しそうな顔ってそそるなぁ!
……もっと泣かせたくなる。
俺はクラマ君の横顔に顔を寄せて、涙をレロリと舐め取った。
勿論、自分の興奮はおくびにも出さずに。


「あー、ほら、クラマ君のお尻、俺の指なんか簡単に銜えそ。
俺の指、唾だけでなーんも潤滑剤付けてないのにおかしいねぇ?」

ごめんね、クラマ君。
俺、ちょっとスイッチ入っちゃったから苛めちゃうよ?
でもいいよね。クラマ君、苛められるの好きな変態だもんね。
俺はイヤラシク緩んだクラマ君の穴の縁を爪の先だけクポクポと浅く出し入れする。
コレ、結構くるでしょ?
穴の縁に爪があるから、爪の硬さと指の柔らかさを否応なしに感じちゃって余計中に指が入ってるって実感しちゃうでしょ。


「しッ、しらねェ……ッ!」

あー、クラマ君、ついに顔隠しちゃった。
折角可愛い泣き顔してたのに。
でもしょうがないよねぇ、アナニー好きってばれちゃったんだもんねぇ。
恥ずかしいの当たり前だよねぇ。こーんなふしだらな穴してんだもんねぇ。
俺は指を二本挿し入れ、くぱあと穴を左右に広げる。
広がった穴の中はピンク色なのに、もっと中に欲しいとばかりに肉壁が動いてる。


「ヤーラシイ穴ぁ。
ね、どんだけ自分で弄ったらこんなヤラシイ穴になんの?」

「んああッ!
…しッ、知らないって言ってんだろ……ッ!」

覗きこんで穴に息を吹きかけると、中がキュンキュンと引き攣った。
あー、こん中突っ込んだらメチャクチャ気持ちよさそー。
早く突っ込みてーー!!……って、我慢我慢。


「うわあ、身体は小っちゃいのに大人な穴してるねぇ!
俺、根っからのホモだけど、その俺でも流石に中学んときはこんな緩い穴してなかったなぁ。
クラマ君って気持ちよくなんの我慢出来ない淫乱ちゃんなんだね」

「ッ!違……ッ!!」

広げてた指を引き抜くと、穴は名残惜しげに指を追いかけるみたいにキュウッと吸い付くようにその穴を閉じた。
中の善さをもう知ってる穴だって証拠じゃん、こんなの。
俺はタチだから穴はそもそも自分じゃ弄らないんだけど、そんな事知らないクラマ君には今の一言は相当利いたみたい。
声が涙の混じったキレ声になってるもん。
でも未だにチンポはギンギン、先走りがシーツに零れてんの。
すっげーエロい。


「えー、だって未経験でこーんなお尻してんだもん。
クラマ君が淫乱じゃなかったら世の中紳士淑女ばっかりになっちゃうよぉ。
なーんだクラマ君ってば自分がゲイかもなんて悩んで掲示板に書き込んだのは、お尻でオナニーしちゃうからだったのかぁ。
自分はお尻の穴を弄るのが大好きな変態です。これってやっぱりゲイだからですか?って」

俺は中指をゆーっくりとピストンさせる。
勿論善いところなんか弄ってあげない。
こんな穴してたらさ、こーんな動きじゃ物足りないよね。
くすくす、やっぱりもどかしげにクラマ君の腰が揺れてきた。
でも認めるまでこのままに決まってるじゃん。ねぇ?


「うっせぇッ!違うって言ってんだろ……ッ!!」

「違くないよ?クラマ君が変態ってのは事実だよ。
どうせ気になるっていう先輩に弄って貰う妄想でもしながら毎日自分で慰めてるんでしょ?お尻で」

「違う!違う!違う……ッ!」

首を振っていつまでも否定するクラマ君に言い聞かせるように俺は断言する。
泣いて否定したって腰は止まってないじゃん。
もっとゴリゴリして欲しいんでしょ?本当は。
指一本じゃ足りないんでしょ?本当は。


「クラマ君はその先輩をどんな風にオカズにしてんのかなぁ?
こんな風に優しく抱かれる妄想?それとも激しく?」

「ッ、あああーーー……ッ!」

一瞬だけ前立腺を引っ掻いた指を、すぐさま激しくピストンすればクラマ君の脚が突っ張ってシーツに食い込む。
うわっ、凄い引き締め。
めちゃくちゃ感じちゃってる。
名残惜しいけど俺はすぐ指を引き抜いた。
だってまだ焦らしプレイの途中だもんね。


「ね、当ててみせよっか。
その先輩って本当はクール系の意地悪な先輩でしょ?」

俺の言葉にクラマ君がバッと振り向く。
驚愕で見開いた瞳は、涙の膜が厚く覆ってる。
フフッ、良かった。
泣き顔ちゃーんと見れちゃった。
俺は泣き顔を確保する為に、クラマ君の両手を掴んで仰向けにさせる。


「な、ん…、で……?」

「なんで分かったかって?
そりゃー分かるよ、だってクラマ君ってさっきから苛めると身体はめっちゃ悦んでんだもん」

もう片方の手で脚を広げれば、肌蹴たシャツの裾からトロトロと蜜を零したチンポが顔を出す。
あーぁー、血管浮き出てヒクヒクしてんじゃん。
どう見てもイク寸前。
チンポに全然触ってないのにここまでなるなんて、どんだけヤラシイんだよ。


「クラマ君って本当は淫乱なだけじゃなくてどMだもんね。
どうせ妄想じゃ足りなくなってきたんでしょ?
イヤラシイ自分を蔑んで罵りながら犯してほしいんでしょ?本物のチンポで。
でしょ?クラマ君」



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