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「か、体で?…アッ、やぁっ…どう、すりゃいいんだ、よっ?…アアッ」
真剣な面持ちでそう円堂に告げた二人はすぐまた行為に戻ってしまう。
豪炎寺はその手から溢れてしまうたわわなメロンを揉みしだき、時折その芽を掠っていく。
鬼道は円堂の足を大きく左右に割り、足を抱えたまま先ほど豪炎寺が触れて敏感になった太腿に舌を這わす。
「…簡単だ、円堂。
お前は俺達のことをただ感じてくれればいい」
足を鬼道に抱えられ、ずるずると豪炎寺のお腹に凭れる形になっている円堂を、
上から覗き込んで豪炎寺が言う。
「準備は俺達で整える。
いつだってそうだろう?
お前は最後までそのままのお前でいればいい」
円堂の足の間から鬼道が顔を上げて言う。
いつもスパッツで隠れているから白いままの太腿の間に鬼道の顔があるのはなんだか変な感じがする。
むずむずして、思わず鬼道の顔を太腿で挟んでしまう。
「やっ、それだけじゃ分かんないよ。
俺、何したらいいんだ?」
下から豪炎寺を見上げると、豪炎寺は少し困ったように笑ってから、口を開く。
「…じゃあ、どうなっているか言ってくれ。
俺達に触れられて、お前の体がどうなっているか、お前はどう感じているか。
それを俺達に言葉で教えてくれると助かる」
その言葉に円堂が返事をするより早く、鬼道がふっと小さく吹き出す。
「ひゃぁっ」
その笑った息が円堂の最も敏感な部分に図らずも当たってしまう。
「…じゃあ円堂、早速だが今の気分を教えてくれ」
豪炎寺が些細な刺激で体の跳ねた円堂に楽しそうに訊ねてくる。
だが、そんな豪炎寺の様子に気付けない円堂は涙をいっぱい溜めて顔をほんのりと染めこくこくと頷き素直に言葉を紡ぐ。
「さっきから、足の付け根がじんじんして、痺れてるのに、きどぉの息が当たったらびくんってなった」
少しいつもより幼い言葉に、豪炎寺は愛おしそうに目を細めると、
円堂の頭を優しく撫でる。
「そうか、足の付け根がじんじんしてるのか。
じゃあ今から鬼道にどうなってるか確認してもらおうな」
そう言うと後ろから円堂の太腿を下から手を入れ抱える。
まるで小さい子供におしっこをさせているみたいな体勢に円堂は恥ずかしくって、
真っ赤になって首を横に振り、今日初めての拒絶をする。
でも豪炎寺は微笑んだまま止めてはくれない。
しかも鬼道も円堂の足の間に納まってしまって、
これでは豪炎寺が手を放してくれたって足が閉じられない。
「ほら円堂見てみろ、お前の足の付け根、とろとろになっているぞ」
「ひゃぅっ」
ついっと下から体の中央をなぞる様に鬼道の指が走る。
「こんなに糸を引いてる」
円堂の顔の前で薬指と親指をくっつけてから離すと、指と指の間に橋が架かる。
「な、に、これ?」
円堂は目の前で行われたことの意味が分からず、首を傾げてしまう。
「これはお前が俺達を感じてくれてる証拠だ」
「初めてなのにキスと胸だけでこんなになるなんて、お前も俺達のことが本当に好きなんだな。
嬉しいよ」
二人は言葉通り嬉しそうに円堂に向かって微笑み、
それぞれが円堂の太腿と頭にキスを落とす。
二人が喜んでいるのが嬉しくって、よく分かっていない円堂もへへって照れたように笑う。
「あのさっ、この格好も、そんなところ鬼道に触られんのも、すっげぇ恥ずかしいんだけどさ、
二人が嬉しいんだったらもう少し頑張ってみるな」
はにかんで告げられた言葉は男達の胸に火を灯すには充分だった。
「…お前は女になっても変わらないな」
「何がだよ?」
豪炎寺の呟きに円堂が首を傾げる。
「俺達をその気にさせるのが上手いってことだ」
鬼道はそう答えると、円堂のとろとろのソコへと舌を延ばした。
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