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「うふふ、ぷっくりしてきましたわね。
かーわイイ!」

「くぅぅぅんッ!」

固くなった先端をクリリッと転がされ、神童の背が撓る。
まだ少しの時間しか経っていないというのに、神童の全身は激しい運動の後のように汗ばみ、息は上がってしまっている。
神童の意思に反して立ち上がってしまった乳首は、その分だけベータが与える快楽をより多く享受してしまう。
ベータの手から胸を庇うように身体を縮こませた神童に、ベータは罰とばかりに強く乳首を摘んだ。


「ひぃああッ!」

「ごめんなさぁ〜い、よく見えないから優しく触れなくってぇ。
私は別にいいんですよぉ?
こうやってずっと乳首を摘んでいても。
嫌でしたら、大人しくジッとしてることですわね」

乳首をグリグリと強く摘み続けながら無慈悲に言い放つベータを、神童は上半身を倒したままギッと睨み付けた。
痛みを与えて命令に従わせようなんて、そんな奴隷みたいな扱いをされるのは神童のプライドが許さなかった。
だが、そんな神童の反抗的な態度でさえベータは楽しそうにクスクスと笑った。


「ね、知ってましたぁ?こうやって強い刺激を与えると乳首ってすーぐ大きくなっちゃうんですよぉ。
大きくなって、いっつも立ったままになっちゃうんです。
たぶん赤ちゃんに授乳しやすい形になろうとするんでしょうね。
ふふっ、男の子の乳首が大きくても何の役にも立たないのにねぇ」

ベータの言葉に、神童の脳裏にまっ平らな胸に子供を産んだ女性のように大きな乳首がどっしりと鎮座している姿が思い浮かぶ。


「く……っ」

それはどう想像してもアンバランスで恥ずかしく、そんな事になってしまっては今後の生活にも差し支える。
第一、そんな胸になってしまったら部活の際に皆と一緒に着替えられない。
神童は屈辱よりも万が一にでもその姿になってしまう事の方を恐れた。
悔しいが、庇うように倒していた上半身を起こすしかない。


「そうそう、それでいいんですよ。
逆らったりしなければ痛い事はしませんからぁ」

神童は最早少しの抵抗さえ出来なくなってしまった。
ベータの指が捏ねるように胸全体を揉みしだく。


「…んッ」

揉まれると神童のまっ平らな胸でも肉が押し上げられて小さな山を作る。
その白い小さな胸の先は先程の刺激で赤くなっており、揉まれる度に空気に触れてじんじんとした痛みを与えていた。


「…ん、んんッ」

だが、胸の芯を凝り解すようなベータの手つきは神童に痛みだけを与えているわけではなかった。
無い胸を揉まれるという行為は、神童にまるで女の子になったかのような羞恥と、じわじわとしたもどかしさを与えていた。
すぐに乱れる声を誤魔化すような息遣いに変わった神童に、ベータは攻めのパターンを変えた。
痛みを与えた乳首を癒すように舐め始めた。


「く、ふぅぅぅんッ」

れろーっと下から乳首を舐めあげられた瞬間、神童は駄目だと思いながらもびくぅーッと咄嗟に身体を縮こませてしまった。


「ふぅぅんッ、ひぃあッ!」

レロレロと乳首を舐められただけで、身体が勝手にビクビクと跳ねる。
抵抗すれば乳首が変形するまで辱めを受けるというのに、身体がいうことを利かない。


「や…ッ!やらぁ…っ、ぁ、あに?あに、こえぇぇ……?」

なんでこんなにジッとしていられないんだ……!?
一人で自慰をする時にここまで身体が勝手に動いた経験はない。
神童は自分の反応を訝しみながらも、ジッと大人しくしていなければと全身に力を込めた。

でもその努力もベータが乳首を舌で転がしただけで簡単に吹き飛んでしまう。


「ふ、ぁぁぁああんッ!」

息が出来なくて、全身がビクビクッてして、神童は苦しいぐらいだった。
身体が勝手に跳ねて、変な声が出てしまう。
しかも全身が熱くて堪らない。
早くこの全身を苛む快楽をどうにかしたい。
もどかしくって、イキたくてしょうがない。

神童は知らず知らずのうちに手を股間へと伸ばそうとしていた。
だが神童の手は背後に控える下男によって封じられている。


「はぁぁぁ……っ」

性器への刺激が叶わなかった神童は切なげに息を漏らした。
その反応に、ベータがまたクスクスと笑った。


「イキたいんですの?」

「……ッ!」

神童は到底その言葉を認められずに、唇を噛み締めた。
普段あまりしない自慰でも、ここまで切羽詰まるまで我慢した事など一度もない。
周囲に誰もいない状態であるならば、もうとっくに一人で射精してしまっていただろう。
でもそれをベータに素直に認められる程、神童の誇りは柔なものではなかった。
黙って俯いてしまった神童に、ベータは顔を上げさせるように顎を人差し指で撫でた。


「流石にまだ胸だけじゃイけませんよねぇ?
いいんですよ、このオナホを使ったって。
気持ちいいですわよぉ〜、このオナホでフル勃起したおちんちんを扱いたら」

ベータの煽る様な言葉に、一気に股間のオナホが神童の中で存在感を増す。
意識してしまうと、オナホの柔毛が性器に絡みついてくるようだった。
ベータに改めて言われなくても、これで性器を扱いたら信じられないくらい気持ちいいだろう事は神童だって気づいていた。


「誰も止めませんよぉ、貴方にいーっぱいイって欲しいんですもの。
ね、だからおねだりしてごらんなさい。
後ろの下男にキスして可愛らしく『拓人のおちんちん、オナホでぐちゅぐちゅしてぇ』って言うだけでいいんですよぉ。ね、簡単でしょお?」


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