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頭も瞳も白く濁っていく…。
全身が今、吐き出した物と同じもので出来ているみたいだ…。
速水は離れていく熱の塊を名残惜しそうに見上げる。
――なんで?
なんで自分の体はまだこんなにもグズグズに蕩けているのに離れていっちゃうの?
・・・それが無いと体に開いた穴が塞がらないのに。
「もっと、シて下さい…。
はぁっ、…ここ、塞いで欲しいんです。駄目ですかぁ…?」
全身をグズグズに濁らせた速水は、恥ずかしそうに男に強請る。
その恥ずかしさも生来のネガティブさからくるもの。
決して、ひくひくと蠢いてる後孔を自分で開き、とろとろと精液を垂れ流している己の卑猥さを恥じている訳では無い。
「へ〜お嬢ちゃん、一回じゃ物足りないってか。
いいぜ、おじさんの汚ぇちんぽで良かったらまた挿れてやるよ。
もっと可愛く強請れたらな」
男は、自分の顎をさすりながら速水を見下して言う。
その言葉に速水はじわりと涙を浮かべる。
・・・勿論、男の蔑視に泣いたのでは無い。
「ふぁっ、可愛くって、どうすればいいんですかぁ…?」
ひっくとしゃくり上げながら速水は男を見上げる。
自分の庇護者であるオトコに教えを請うのは速水にとってもう当たり前の事だった。
「誰のどこに何をどうして欲しいか言ってみな」
「どう…?」
「そうだ。お嬢ちゃんはもう女の子なんだからちゃんとマンコって言うんだぞ?」
こくりと頷いた速水はオトコの言い付けを従順に守る。
「おれの、…はぁっ、とろとろマンコを、おじさんのちんぽで、…はぁんっ、じゅぽじゅぽって擦って、…はぁっ、下さい」
速水がオトコの足元に四つん這いで縋り付き、淫液でてかつくちんぽをちろちろと舐めながら見上げて強請る。
「後ろ向きな」
低い声の命令に、嬉々として速水は四つん這いのまま淫らに腰を揺する。
男はそのオイルと男の精液で鈍く光る速水の尻を叩く。
「おら孕むまで味わえ」
「ああんっ」
白く細い背中が快感に撓る。
「あっ!あっ!いいよぉっ、もっとぉ!」
鳴くように喘ぎ、善がる速水を男は薄く笑う。
もう完全に手中に収めた新しい奴隷を。
「よぉ、明日もここに来い。
また、こうやって可愛がってやるぜ?」
背後から低く唸るように、命ずるオトコに速水はぼんやり笑う。
――多分自分は明日もここへ来るだろう。
・・・だって部活には怖くて行けない。
・・・この気持ちよさには勝てやしない。
END
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