ミセス・プレジデント | ナノ
▼ディ・ス・コ
「…大統領…珈琲を淹れますが、如何ですか…?」
『ああ、頂こうかな。ミルクは全体の3分の1の割合で入れて、砂糖はスプーン15杯頼む』
「…そんな飲み方してるから太るんです…」
『なあ…ディ・ス・コ。もうちょっと歯に衣着せて言ってくれないか』
「…精肉場に売られますよ」
『歯に衣着せれてない!!!』


▼ブラックモア
『形見のハンカチ何処行った…アッ!!ちょっ、何で洗濯して干してんの!?』
「すいませェん…大統領。それわたくしが洗濯しました」
『どうして勝手にしちゃったの!?いっつも自分ですると言っているだろう!?』
「スイませェん…ですが豚汁みたいな臭いがしたもので…」
『いつまでデブキャラ引きずってんだよ!!?痩せたよ!!リバウンドも辛うじて食い止めてるよ!!!…て言うか豚汁の臭いしてんの?私…』
「スイませェん、冗談です。大統領からはずっと嗅いでいたくなるような芳しい香りがしております」
『モアよ…お前はたまに本気で気持ち悪いことを言うな…』
「…………」


▼マジェントとブラックモア
「あっ!今良いギャグ思い付いた!なぁ、見たい?見たい?ブラックモア」
「見たくない」
「そう言わずにさァ!」
「見たくない」
『マジェント、私は見たい』
「流石!大統領は分かってらっしゃる!…じゃあ、大統領はそこに寝転がってください」
『え?あ、ああ、わかった…えぇと、これで良いのか?』
「はい、その辺で結構です!…じゃあいくぜぇ、ブラックモア!よーく見とけよ!
一発ギャグ『ボンレスハム』!!……大統領をボンレスハムに見立てるっちゅーギャグ…ほら、服も似てるし…どう?」
「…マジェントォ〜〜〜大統領をボンレスハムとはお前は何様のつもりだ!?」
「グェェーッッ!!?ちょッタンマタンマ!ブラックモア!!締まってるから!!」
「黙れ喋るな呪われろ」
『標語っぽくなってる!!こ、こらブラックモア!もう離してやれ!私は別に良いから!な!な!?』
「…大統領がそう仰るなら…」
『大丈夫か、マジェント?死んでない?』
「…遠くにウェカピポさんが見えた…」
『ウェカピポまだ死んでないよ!!お前どこいってたんだ!?』

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