TEXT | ナノ
(注)プッチがただただ気持ちの悪い変態です。完全に頭のおかしい人です。
お下劣な下ネタも出てくるので苦手な方は回れ右して下さい。夢主は名前以外出てきません。

‐‐‐‐‐‐‐‐

え?嬉しそう?私が?
ああ、うん、確かに良いことはあったよ。実は好きな人が出来たんだ。…何だい、DIO。その顔は。私だって一人の人間で、一人の男だ。恋の一つだってするさ。

どんな子だって?
良い子だよ。彼女…ナマエは。
うーん、DIOに紹介するのは難しいな。とてもシャイなんだよ、彼女。怯えてしまうかもしれない。はは、ごめん冗談だよ。いつか紹介すると約束しよう。

ナマエの話かい?
そうだなあ、いつも電話をくれるし、本当に良い子だよ。留守電だって毎日30回はしてくれるんだ。一回一回吹き込まれるメッセージも違うんだよ。「プッチさん今日もかっこよかったです」とか「さっきプッチさんの家の前まで行きました」とか「ポストに郵便物が溜まってましたよ」だとか。ね、良い子だろう?
え?危ないんじゃないかって、ナマエが?まさか!私を気遣ってくれてるんだよ。
よくお弁当も持ってきてくれるし。ううん、手渡しじゃあなくて、玄関に置いてあるんだ。でも、それが勿体無くて食べれなくてね。真空パックに入れて冷凍保存して取ってあるんだよ。ふふ、彼女が知ったら怒るかもしれないね。どうして食べてくれないのって。
ストーカー?ナマエが?DIO…君、さっきから何なんだい。ナマエを悪く言われるのは友人の君からでもあまり良い気はしないな。
…いや、私こそすまなかった。君は私を心配してくれているだけなのに。だが、彼女は本当に大丈夫だよ。

それに、ナマエだけが私のもとへ来ている訳ではないんだ。私もナマエの家に行っている。合鍵も持ってるんだ。ううん、貰ったんじゃあなくて勝手に作ったんだよ。彼女恥ずかしがりやでね、中々家に上げてくれなくて。だから、秘密で作ってしまったんだ。私が合鍵を持っているって知ったら吃驚するだろうね。でも、何れは二人で暮らすんだし、このくらい構わないと思う。
今度私の家の合鍵も渡そうかと思っているんだ。合鍵を渡していないばかりにピッキングをして入ってるそうなんだが…ン?何で知っているのかって?留守電に吹き込まれてるんだ。「すみません、プッチさん。今日もお家に上がっちゃいました」って。でも、ナマエにそんな事ばかりさせるのは悪いだろう?だから合鍵を渡しておこうかと。

実は、昨日もナマエの家へ行ってね。何するって、至って普通の事だよ。ナマエの部屋を掃除してあげたり。彼女、結構ずぼらなところがあって。ゴミも溢れんばかりに溜められてるんだ。誰かが処理してあげないとならないだろう?昨日なんてサニタリーボックスに使用済みのナプキンが溜められているのを発見してね。ほら、そんなの放っておくわけにはいかないから。…うん?どうしたって、うん、そのまさか。保管してあるよ。今時は便利な物が一杯あるんだ、そのまま保管しておける。だって、彼女の子宮内膜だった物をナプキンに吸わせるだけってのは勿体無いと思うだろう?ナマエの体の一部だったんだよ?彼女の物なら何でも大事にしないと。切った髪の毛や爪だって、彼女の血のついた絆創膏だって、使い捨てられたスプーンだって、ぐしゃぐしゃに丸められたティッシュだって全部そのまま捨てるには惜しい。だから有効活用してあげないと。用途?それは秘密だよ。

お似合いって、私達が?親友の君にそう言われると嬉しいな。
本当にナマエは"食べてしまいたい"くらい可愛いんだよ。ふふ、いやだなあ、DIO。私は君と違って吸血鬼ではないんだ。実際には食べないよ。ただの比喩表現。

…あ、ごめん。そろそろ時間だ。ナマエを迎えにいかないと。
いや、違うよ。ナマエがちゃんと寄り道せずに帰るか見守るだけだ。たったそれだけ。



>>>atogaki
プッチは無自覚ストーカー。夢主のことはただのちょっと行き過ぎた愛情を抱いてる子だと思ってる。なので、お互いまともなつもり。実際はまともじゃないからDIOもドン引きです。

Twitterで書いていたネタを文にしようと思ってこれを書いたのですが、大分違う形になってしまいました。でもまあこれはこれで良いかなと。プッチのキャラが行方不明ですけど。家出かな。~140102
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