第186箱めだ箱感想
はい。まだサイト全改装準備進んでおりません葉音でございます。
様々することしたいこと羞恥なこと自暴自棄になりたいことありますが眠いです。とりあえず185箱感想いきます。



第186箱「ここでさよならだな」
え?が第一声。
前回で、最終回にせず新章続ける作者の意志が全くわからないので悦も気鬱も安堵も出来なかったけれど、未だ分かりません。何?こう来る?何がしたい?どこに向かってるんだよ?のような憤りを感じてやまない。何故なら、この「未来へのブーケスト」編で何を成すのか、課題提議、問題提示がされていないんですよ。「十三組の十三人」編、「球磨川事件」編、「黒神めだかの後継者」編、「漆黒の花嫁衣裳」編、「不知火不知火」編等々、必ずなんらかの達成すべき目的があって解決したい課題があって物語が進んできたというのに、この新章は課題提示がないのです。勿論この主人公であるめだかちゃんを壮行するという偉大な目的がありますが、解決すべき課題でも、なんでもないでしょうに。いえ、まだこの壮行会の内容が定かではないので一概には言えませんが、来週まで待ってみるものかとも思いますが。
思ったのは、おまけ的な意味合いが強いかと。めだ箱として一つの物語の補完的な、物語としては完結してしまったけれど、番外編みたいな、OVAのような、役割の新章にも思えます。それは、今まで小説しか出てこなかったがめだかちゃんの目安箱を設置する因であった先生方がようやく本編に出てきたり、今まで一度たりときっちりした制服を着てこなかっためだかちゃんの清楚な(?)白制服を見られたり、がよい例かと思います。本編中の流れの中で出来なかったことをやるための補完計画。いわばファンサービス。いえ、だから来週見てみないことにはこれもあくまで憶測ですが…。

私は、割と作者と作者が造る創作物と両方好きになるタイプで。そもそも創作物と出会えたのはその作者が存在したからで、だからこそ一個人私の創作物への感情より作者の意志が絶対であると私は思っていて、出来るだけその作者の意志を受け入れたい尊重したい理解したいと思っているつもりなんです。が、こういう、どういった意志の元この物語を歩んで行きたいかわからない作者は本当に、その、…憤りますね。困ります。不信までは抱きませんが、何がしたいんだよ!?と地団駄踏みたくなります。踏んでます。それも大衆文化と一読者の関係なのでしょうがありませんが。
一読者はこの物語がこの物語なんだと受け入れるしかないのです。二次創作などで、別の可能性を見出すことや、原作から切り離すことも、その物語が進むかもしれなかった物語の道の一つに過ぎませんから大いに構いませんよね。ですが、あくまで原作が原作として名を称する限り、それが原作なのでしょう。

いい例が球磨川禊ですかね。
戦挙戦時・戦挙戦前の球磨川を全盛期とは呼びたくはないですが…呼びたい気持ちは分かります。でも全盛期と言うとその後がまるで衰退したように聞こえるじゃないですか!確かに以前の球磨川の面影は見事なまでに薄くなりました。しかし戦挙戦後の球磨川先輩だって球磨川禊なのです。まごうことなき球磨川禊なんだ。何故なら球磨川先輩がそこに在るだけで球磨川先輩は球磨川禊です。どんなに性格が変わろうと、どんなに周りから、丸くなって物足りない…なんて言われようと、公式球磨川禊が球磨川禊を名乗る以上、それは球磨川禊なんです。読者はそれを認めなければならない。認めることを強いられているんだ。
しかし私が思うに、単に球磨川先輩は角度が変わっただけだとも思う。球磨川を仮に三角錐型だとしたら(球磨川を本当に型に例えるならそれはブラックホールの穴ぐらい未解明なものがいい)、今まではてっぺんから見て、何か円と点みたいなものがあるんだけど…触ってみようか…いてっ!針じゃん!!なんなのコイツ…みたいな理解不明な見方が、今の球磨川先輩は斜め上から見れて三角錐の全体が見えて、あぁ刺に見えたのはこれかぁと理解出来る感じ。
というように、見方が、描き方が、変わっただけで、戦挙戦前戦挙戦時の球磨川にも現球磨川のような要素を持っているかめ知れないし、現球磨川もいつでも過去球磨川が現れる機会があると信じている。その、特に後者が現れると確信してる瞬間が、不知火編突入時にめだかが球磨川に「近頃は随分と丸くなったようだが、今でも勝つつもりでおるのか?」「勝つさ。めだかちゃん 僕は卒業するまでに きみに勝つさきみの肩書きが何かなんて関係ない 僕は生徒会長に勝ちたいんじゃない きみに勝ちたいんだ 」と真意なお顔で決意表明されていたのがもう…、もう…!球磨川禊。球磨川禊がまだ生きてらっしゃる!と思わざるおえない一瞬だったと私は強く信じている。この言葉を言及される球磨川先輩が大好き。この球磨川先輩に、球磨川先輩が劣りも丸くもならず未だれっきとした球磨川先輩であることをしかと証明して下さるこの言葉を括弧なしで格好よく断言される球磨川先輩に。私は大好き。

話飛びましたね。だから、受け止めるのが読者の定めでしょうか。つらくありがたいです。まあいいや。はい。来週次第です。



あと、不知火ちゃん超かわいい。先生陣が見れて素直に嬉しい。白制服めだかちゃん可愛らしい。頬染め善吉かわええなおい。球磨川先輩にょた化に見える。前回連載順位真ん中だったのにまたさがったな。る斬ちゃんの立ち位置は昔の球磨川さんや高貴ちゃんの立ち位置。読者目線、良識的に見た、ストッパーやツッコミ的な、存在に成りうりますよ、る斬ちゃんは。それは今やめだかちゃんの反勢力のはずの副会長を辞任した球磨川はめだかちゃんを好意的に感謝してる所を公言されたり、名瀬ちゃんじゃないけどどこの漫画も敵が味方になってなれあいあーだかーだなだらだら青春物語語っちゃてる所を。唯一めだ箱では、る斬ちゃんが「なんとなく生きているだけ」「私は生煮 煮え切らない子」としてなんとなくの立場で (私は中立的な立場で、と言いたい)ツッコミや的確な指摘をされるわけですよ。多分。たぶん。恐ろしい子。誰もめだかちゃん好きの波を止められないわけで、最早止めようともしないわけで、しかしそれはめだかちゃんの成長の停止であり、数少ないめだかちゃんを紙面の一キャラクターじゃないか、と言いのけてしまえる奴。それがあのる斬ちゃんだったわけかと。これからも大活躍なんだろな。



はい。三寒四温が続きますね。お体はお大事に。それでは。


2013/03/21 01:16
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