目が覚めた時、俺が見た名前は柔らかく笑っていて日の光を浴びた生まれたままの姿がすごく綺麗だった。
初めて見る名前の表情とその姿に目を奪われた。気付いたら名前の腕を引いていて
腕の中に収めた後それを後悔して自嘲気味に笑った。
俺に向かって微笑んで欲しかったんだと思う。だから腕を引いた。
でももう微笑む事はなくて、腕の中にはいつもの名前。いつか俺様に微笑んでくれるか?俺様の隣で微笑んでくれるか?
これから名前と過ごす時間は腐る程あるってぇのに今…今もう一度微笑んで欲しい。
俺の名前。俺様を惑わすただ一人の女。




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