「跡部ってさ」
「あん?」
「エロ本見るの?」
「……」
「…見るの?」
「何で二回聞いたんだよ。見ねぇよ」
「だってすぐ答えてくれないから。ってか見ないの」
「見ねぇよ」
「へー!男の子ってみんな普通に見るもんだと思ってた!」
「みんな見るもんなのか?」
「知らないけど」
「今度聞いてみるか」
「誰に!?二年生には聞かないであげてね!可哀想だから!」
「可哀想?」
「二年生ってみんな純粋じゃん」
「それじゃお前のみんな普通に見てるって発言と矛盾しねぇか」
「あの子達は例外。跡部は普通じゃない」
「うるせぇよ」
「ついでに聞くけど、AVは?」
「……」
「何で?興味ないの?」
「まだ何も言ってねぇだろ」
「じゃぁ観るの?」
「観ねぇけど」
「だよね!何で!?ねぇ何で!?」
「お前は何でそんなに興味津々なんだよ」
「気になるじゃん?」
「そんなに俺様が気になるのかよ」
「……」
「そこは黙るのか」
「で?」
「…まぁ、どう考えても生身の女の方がいいだろ」
「…うわぁー。引いた」
「聞いといてそれかよ」
「モテない男の子達に謝れ!もしかしたら一生女の人に縁がない人だって居るかもしれないのに!」
「お前が謝れ」
「うわぁー。跡部うわぁー」
「うるせぇな。俺は快感で歪んだ表情を見るのが好きなんだよ」
「ぎゃー!うわぁー!」
「お前、俺と二人だって事忘れてねぇだろうな」
「は?」
「あんまり煽るなよ」
「ちょ!近い近い!煽ってない勘違い近っ」
「身を以て体験してみるか?」
「いや結構です近い」
「寝かせねぇからな。覚悟しろよ」
「聞けよ!」
深夜、23時の猥談
20121015
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