「んっしょ」

「ぐえっ」

「……」

「……ねぇ聞いても良いかなこれ聞いていいんだよねこれ」

「お、起きたな」

「ねぇ何で寝てる人様の上に座ってくるんだよお前。何様だよお前。起きねぇ方がおかしいでしょ」

「寝ぼけてんのか?文章が可笑しいぜ」

「シャァラァッッッップ!!」

「お前が黙れ。夜中なのに叫ぶなんて近所迷惑だぞぃ」

「その夜中に人の部屋に侵入して尚且つ人の上に腰を下ろしてるのはどこのどいつだよ。お前だよ。ってか早く退け。さすがに苦しい」

「腹減った、寝れねぇ」

「聞けよ。いやホント退いてマジで退いて。このままだと違う意味で眠っちゃいそうだよ私。覚めない眠りについちゃいそうだよ私」

「何か食いもん持ってねぇ?んで寝れるまでゲームしようぜ」

「ねぇきーいーてー」

「食いもん」

「そこのビニール袋にポテチが入っておりまする。だから退いゲホッ」

「おお!期間限定手羽味!」

「ちょ、テメェ!何勢いよく退いちゃってくれてんの!?物凄く体重かかったんですけど!」

「美味いな、これ」

「ねぇきーいーてー」

「よし。ゲームすっか」

「自分家でやればいいじゃん」

「お前もやんだよ。寝れるまで」

「オヤスミ」

「よいしょ」

「ぐえぇぇぇぇっ!止めろっブン太!乗んな!しかもさっきより重いぃぃぃぃぃい!」

「ほら、お前2コンな」

「こ、ここここの状態じゃ出来ないんですけども苦しいんですけども、うっ」

「ったくワガママだなー」

「お前に言われたくねーよ」

「……」

「いやぁぁぁぁぁぁあ!体重かけんの止めてぇ!無言で体重かけないどうぇっ」

「言う事あんだろぃ」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「分かれば良いんだよ」

「う、ぐすっ」

「よし、やるか」

「…イエッサー」




誰かコイツを止めて下さい。

20091118

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