1
体がブルブルって震えるようなさむ〜い季節がやってくる。
あたし、寒いのは嫌い。
動くのも億劫になっちゃって。
ミネちゃんがおいて行ってくれた湯たんぽの傍で丸くなってばかりいる。
テレビからは「きっと君は来ない」って歌う声が聴こえる。
いいわね。
うちには来なくていいのに来るのよ。
ミネちゃんの事が大好きなカタセくんが。
あたしとミネちゃんの大切な時間に割り込んでくる、最近じゃあ毎日のようにやってくる邪魔者。
ああもう。
カタセくんなんていなくなればいいのに。
prev|
TOP
|
next
×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -