8
「みゃーおん」
ご主人も三毛猫さんも、ちゃんとスカイさんの中にいるよ。
「にゃご?」
僕の中に?
「みゃーおん」
ちゃんとソラにいる。
「にゃー」
スカイさんは不思議そうな顔で、お空を見上げた。
今はまだ朝だから、真っ青で遠くまで広がっている。
「みゃーおん」
三毛猫さんは月にいるの。
あたしね、よくお話してるんだよ?
「にゃ?」
……月?
「みゃーおん」
ママ、あたしの黒い毛が大好きって言ってた。
大好きなパパと同じ色なんだって。
「にゃご」
君は……
目を見張ったスカイさんから、あたしは目を逸らした。
パパってすがりつけるほど、あたしも楽に生きてきたわけじゃなかったから。
「みゃーおん」
あたしとなら、約束すればまた会えるよ。
「にゃーご」
約束……
「みゃーおん」
そう。だからスカイさんはずっと元気でいて。
食べ物もちゃんと食べて、時々ここで会おうよ。
どうしても寂しくなったらね、こう鳴いたらいいんだよ。
「にゃーおん」
大好きよう
ママがあたしに教えてくれた。
甘くて優しい愛の言葉。
「にゃおん、にゃおん」
大好きな人に会えなくなった時はね、お空に向かってこういうんだよ。
そうしたらきっと届くから。
「にゃーご、にゃ?」
大好きだよ……ですか?
「みゃ」
そう。
「にゃ」
……ご主人や彼女に、届くのでしょうか。
「みゃーおん」
そうね。三毛猫さんに届けたいときはお月様に向かって鳴けばいいのよ?
「にゃーご」
君の名前、もう一度聞いてもいいですか?
「みゃ」
あたしはモカよ。
「にゃーご」
モカ。……可愛い名前ですね。
「みゃおん」
うん。あたしの自慢よ。
「にゃご」
また会えますか?
「みゃーおん」
うん。今度あたしのご主人を紹介するね。
ミネちゃんって言うの。優しいんだよ。
「にゃご」
それは嬉しいです。
ご主人も三毛猫さんも、ちゃんとスカイさんの中にいるよ。
「にゃご?」
僕の中に?
「みゃーおん」
ちゃんとソラにいる。
「にゃー」
スカイさんは不思議そうな顔で、お空を見上げた。
今はまだ朝だから、真っ青で遠くまで広がっている。
「みゃーおん」
三毛猫さんは月にいるの。
あたしね、よくお話してるんだよ?
「にゃ?」
……月?
「みゃーおん」
ママ、あたしの黒い毛が大好きって言ってた。
大好きなパパと同じ色なんだって。
「にゃご」
君は……
目を見張ったスカイさんから、あたしは目を逸らした。
パパってすがりつけるほど、あたしも楽に生きてきたわけじゃなかったから。
「みゃーおん」
あたしとなら、約束すればまた会えるよ。
「にゃーご」
約束……
「みゃーおん」
そう。だからスカイさんはずっと元気でいて。
食べ物もちゃんと食べて、時々ここで会おうよ。
どうしても寂しくなったらね、こう鳴いたらいいんだよ。
「にゃーおん」
大好きよう
ママがあたしに教えてくれた。
甘くて優しい愛の言葉。
「にゃおん、にゃおん」
大好きな人に会えなくなった時はね、お空に向かってこういうんだよ。
そうしたらきっと届くから。
「にゃーご、にゃ?」
大好きだよ……ですか?
「みゃ」
そう。
「にゃ」
……ご主人や彼女に、届くのでしょうか。
「みゃーおん」
そうね。三毛猫さんに届けたいときはお月様に向かって鳴けばいいのよ?
「にゃーご」
君の名前、もう一度聞いてもいいですか?
「みゃ」
あたしはモカよ。
「にゃーご」
モカ。……可愛い名前ですね。
「みゃおん」
うん。あたしの自慢よ。
「にゃご」
また会えますか?
「みゃーおん」
うん。今度あたしのご主人を紹介するね。
ミネちゃんって言うの。優しいんだよ。
「にゃご」
それは嬉しいです。