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「お前の飼い主?」

「みゃー」

「良かったな。迎えか」

「みゃおん」


そうだよう。おじさんバイバイ。
ウワキについては結局何にも分からなかったけど。
迎えに来てくれたからもういいやー。

だってだって。
嬉しいもん!



「にゃおん!」


ぴょんと飛び出すと、半泣きのミネちゃんがあたしを抱きしめる。


「ごめんねぇ。寒くなかったー?」

「見つかって良かったな、美音」

「誰のせいー! もう、何があってもモカちゃんを追い出したりしないで!」


あたしの為に、ミネちゃんが怒ってくれる。
カタセくんが頭を下げて落ち込んでて、ああなーんていい気分。

やっぱりあたし、ミネちゃんが大好きだから。

困らせるのはやめとくね?






【fin.】




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