※マルアイ
※学パロ







外に出なければ、お友達。
そんな面倒なことこの上ない規則を僕の母は持ちかけ、あいつの両親は快く承諾してしまった。それが確か12年前の話であって。

現在お互い18歳。
めでたく高校も今年で卒業できるようになった。悲しいけど悲しくはない。だって僕にはアイクがいるから。
何をするにも一緒に居て、幼稚園も小学校も中学校も、何と高校も同じになった。さすがに疑ったがアイクに聞いたらマルスの側に居たいから、とさらりと答えられて、これだから天然は困るって戸惑ったっけ。
ただ、一つ本当に困っていることがある。母さんや父さん、もちろん爺や婆にも言えないし、アイクにも言ったことはない。
だってアイクが悩みの種だから。
別に嫌いってわけじゃない(むしろ好きなぐらい)。格好いいし優しいし、頼りになるし。
「アーイク、一緒にかーえろっ!」
今日も今日とて困ったことにアイクは昔々の約束にまだ囚われている。
「マルス、今朝も、というか毎日言ってるがそれは出来ない」
「これは命令。出来ないの?」
「…わかった」
しかたなさそうにため息を吐いて鞄を掴む。その仕草がもうすでに格好いい。
「先、歩け」
「隣がいい。これ僕命令だし」
はぁ、と頑固者に対して僕はため息で応戦するしかない。
──僕はマルス。君はなんていうの?
──…アイク。俺は、あんたを守る
──ほんとう?嬉しいなぁ!
小さい頃は純粋に僕を『王様』として扱ってくれるアイクが好きだったけど、今になるとこうも息苦しいとは。昔の僕、あほすぎる。考えなしすぎるよこれ。
「早く帰ろうよ。外にいると息苦しい」
「すまない…荷物は俺が持つ」
「屋敷内入った。主従関係終わり!」
「主従って、お前なぁ…」
戸惑って苦笑する君に僕はにやりと笑った。





ごめん飽きたお)^∀^(
むしろ書こうと思ったのと180度違う方向に飛んでいったぞこれ
でも捨てんのは勿体無い←←←←←













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テーマ「人外ファンタジー」
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