※病んでておかしいマツバさん









「君は僕の目の色をどう思うかな?」
初めて会ったとき、マツバはそう言った。正直なんのことだがよくわかんなかったが、キレイだと思った。「とてつもなく歪んでて気持ち悪くて吐き気がする」
そう素直に褒めてやった。
マツバはきょとんとした表情になる。けれどすぐに笑い出した。
「おもしろいなぁ!!みんなはキレイだって言うのに!あはははははは!!!」
「だからそう言って褒めただろ」変なやつだ。さっきから周りにいるゴーストたちの存在も相まってこいつは、どこか非現実的。
「あはははははは!でもねキレイだねっていう人に限って目の色を馬鹿にするのさ!あはは!『人』とは違う色ですね、だって!!」
「…いつまで笑ってんの」
「君が僕を気持ち悪がってここから出ていったら笑い止む予定だよ」
「あっそ」じゃあ一生笑ってろ。
俺はその場に腰を下ろした。マツバを下から見上げてみると、キレイな目を、顔を歪めて俺を見ている。
「…何?俺見てんの?」「きみの目をね」
そして逆光になったマツバが俺の前に立ちふさがり、そし「あっ、がぁぁぁああああ!??」
右目に、焼け付くような、鋭い痛み。
「あれ、きみの目、綺麗な青だから血も青いのかと思った」
「ぐっ、あがっ、はっ…てめぇ!!」
見ると、マツバは道端の犬を見るかのように俺をみた。特に感情の籠もらない、温度を感じない、め。
「どうしたの?ハヤト」
「…は?」
この状況でどうしたの、だぁ?お前の頭がどうしたんだよ。「ぎっ、」
「大変、右目、血が出てる!どうしたの!?」
「……は?」
うってかわって、マツバが焦り始める。自分の左手の血に気がついていないのか。
おかしな感覚に頭を押されて、痛みが引いていく。
「マツ、」
「きゅ、救急車呼ぼうか、大丈夫だよ、ぼくが」
あれ、と思った。
だって。
あいつの。
マツバの目の色は。
「たすけてあげる」
水色なわけ、ないだろ───…?




病んでるというか、人格者というか、おかしいというか。8割がおかしい占めてるけど!
マツハヤっぽなハヤマツ。着信ありの飴食べさすシーンが好きです((←


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