だから違うのに


※噂のやってるだけ








正臣の滑らかな肌に指で触れていると、少し潤んだ目で「変態」と罵られてしまった。失礼だな、俺は紳士だよ。と言ったら頭沸いてんすかと本気で哀れまれた。
「正臣君さぁ…素直になりなよ?」
「だれが…んっ!」
敏感肌のくせに強がるから興奮するの、わからないのかなぁ。とズボンの中に手を突っ込んで考えた。そんな天然なところがいいんだけどもね。
「いき…な、り掴むな…ッ!」
「感じちゃってるクセにさ」
正臣の自身を握って、亀頭の割れ目をぐりぐりと弄る。それだけのことで正臣君はひゃう、と高く鳴いた。可愛い。
「可愛いね」なんて言ったら蹴られるだろうけど。
だいぶ先走りでぬるつく性器の裏筋を強く強く扱く。正臣君は裏筋が弱いからびくびく、と痙攣してなるべく声を出さずにイった。
「は…はぅ…、ん、はぁ…」
「なんで声、聞かせてくれないの?」
ちゅっ、ちゅっとキスを軽くしてあげると、真っ赤で恍惚とした表情の正臣君が首をゆっくりふった。
「…はず…かし」
…え?今更?
正臣君と体を繋げるのは今回が初めてじゃない。数え切れないほどにある。むしろ体を繋げないで寝た日がないに近い感じだ。
「正臣君…。可愛いね」
すかさず可愛くない、と否定がかかったが気にすることなくキスをした。そういえばちゃんとキスしてないな、今日。
心なしか正臣君の顔がさっきよりも嬉しそうになんだけど。キスしたかったのかな。
「ん、ん…っんぅ…」
キスをしてから正臣君の精液を指に絡めて後ろを解いていく。かり…、と内壁をひっかけば正臣君の、枕にうずめた肩が露骨に跳ねる。
「そろそろ…いれるよ…」
知らずに息は荒くなる。
言葉はないが正臣君の首が縦に動いたのを見て、中に挿入した。
熱くて、きつくて、固い。女のように、受け止めるためにあるわけじゃないから当たり前だけど。少し残念には思う。
ぐ…、と前のめりになって正臣君に覆い被さる形で深く繋がる。正臣君の耳は真っ赤に染まる。
「ふ…いざ、さん…動…、て」
おねがい…と頼まれてしまえば、断る理由はないので、ゆっくりと抜き差しを始める。一度浅く抜いては突き刺す感じを繰り返すが締め付けはキツくなる。女よりもいいと思う。だからやめられない。
「ひゃ、う、!あ…あっ、あぁあ!!」
正臣君と俺が限界に近づいて、俺はギリギリまで抜いて、勢いよく貫いた。奥に当たったのか正臣君は一際高く鳴いて果てた。俺もあっけなく正臣君の中に出してしまう。
あぁ、また今夜も雨がふる。




勢いだけです…
裏物かけないのに…←


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