正臣ハッピーバースデー★


※正臣ハッピーバースデー
※臨也さんがちょっと超次元←
※フリーです!ご自由にお持ち帰りしてください!←持ってく需要が見当たらない




思えば俺が誕生日を祝ってもらえたのは確か小学校低学年までだった。
家に帰って両親が誕生日おめでとう、と頭を撫でる。その日だけは宿題も遊びもしないで両親と一緒にいて、ケーキを食べてテレビを見て、飽きたら父親とテレビゲームをして。母親もソファーに腰掛けて声援を送ってくれた。楽しく笑って、小学生にしては遅くまで起きて。布団に入っておやすみと声をかけたら誕生日は終わり。次の日起きたら両親は仕事でいないから、今日が終わるのが嫌だなぁと布団のなかで呟くのだ。
「まーさおーみくーん」
「…えぇー…?」
目を開けたら俺の家の天井じゃなくて、物凄く高い、白い天井だった。
いやいや、なんだこれ。ドッキリか?
「…なんだこれ」
「おはよう、正臣君!」
にこぉー、と臨也さんが笑った。悪どいのじゃなくて、純粋な笑顔。いや、この人に純粋なんて言葉、似合わないけど。
「俺、何でここに居るんすか?」
「え、拉致ってきた」
どうかした?と聞かれたから何でもありません、と答えてでかいベットから降りる。ふかふかのマットから降りると足が痺れていたのか上手く立てなかった。
「臨也さん、俺帰ります」
「ウソ!帰っちゃだめだよ、主役なんだから」
「はぁ?主役ぅ?」
何だ?また変なことに巻き込まれるのか。表情を読みとろうとするけど相手は折原臨也。読めるはずもなく、むしろ読みとられる始末だ。
「もしかして疑ってる?俺が変なことするかもーって★」
「最後の星なんすか?うっざ!」
「まぁまぁ★気にしないで!(^ω^)ノ゛」
「何で文章の中に顔文字入れられんの!?怖いっ!!●ケットダン●か!!」
「あ、いいよね、あのアニメ。そうそう、スケッ●ダ●ス毎週もくよ」
「番宣してんじゃねぇよ!!」
ぐぐ、と臨也さんが俺の背中を押す。それに必死に耐えようとするけど臨也さんが相手だとすべてがうまくいかない。
そのままずりずりと廊下を滑らされる形でとうとうリビングまで押し進められた。
「はい正臣開けて」
「…いやっす」
「あーけーてっ★」
「うぜぇ」
臨也さんを無視してちょっとビビりながらドアノブを下げる。
軽く軋んでゆっくり開ければ。
「「「ハッピーバースデー!正臣!!!」」」
クラッカーの弾ける音、音、音。
びっくりして閉じた目を開ければそこには帝人、杏里、静雄さん、セルティ、それから波江さんに誠治、美香とかその他たくさんの人間が、所狭しと俺にクラッカーを向けて笑っている。
「な、なんで…?」
「忘れたの?正臣君、誕生日じゃないか」
「あっ…」
そうだ、あの夢。幸せな時間。
たった1日を祝福してもらえた大好きな日。
「改めて、正臣君」
臨也さんが俺の体を反転させて、臨也さんと向かい合わせの状態。
「ハッピーバースデー!!!」





正臣おめでとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!
フライングで書いてるの8日何だけどね!!←←←
だって修学旅行で(もちろん携帯はもってく)正臣の誕生日、漢検だもの。いつ書けというの。
今日書かないでいつ書くのおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!←

てなわけで!正臣!
誕生してくれてありがとう!!
愛してる!!!!!


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