優しくない人は甘い嘘を吐きたくなるんだって


※ぐちゃぁとしてる(文章が)






カタカタカタカタ、キーボードを打つ音だけが響き渡る。臨也はパソコンから目を離し手を伸ばす。長時間パソコンとにらめっこしていたからか、ただの柔軟体操か。
それから臨也はつ、と視線を後方に向けた。
ソファの上。
小さく縮こまり寝ている人の姿をちゃんと認識した。
あれ?この子いつからいたんだろ。やばいなぁ、俺。
気付かなかった自分を叱咤するように舌打ちをして立ち上がる。
ぐ、と上半身を前方に傾けて音を鳴らした。エコノミー症候群かもしれない、とよくわからない不安を抱いて姿勢を戻す。
「おかえりなさい正臣君」
「……ん…?いざ…や…さん…?」
寝ぼけ眼をごしごしと擦り覚醒しようとする。それを微妙に制して隣に座った。
「眠い?まだ寝てていいから。お疲れ様」
「す…みません…」
言葉に切れがない彼も珍しいと好奇心を覗かせながら臨也は優しく正臣の頭を撫でる。
時間にして3時間と40分ほど。
仕事の内容に沿えばもう2時間かかると思っていたのに。さすがは優秀な駒だなぁ。
ふわふわと、ところどころ血の付いた髪の毛を撫で続ける。
よく、頑張ったね。
そんな意味をちらりと混ぜながら。
「愛してるよ、正臣君…」
だから、まだ頑張れるよね…?






久々に書いたから臨也が誰だこれ。
いやそもそもなんだこれ^^←
キマグレンの天国の郵便ポストという曲が書いてる途中頭の中でぐーるぐる


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