「グラン!何度言ったらわかるんだ。食事中に肘をつかない!」

「‥ごめんウルビダ」







こんな風景は日常茶飯事。

ジェネシスのキャプテンは俺だがエイリア学園の中では確実にウルビダが権力を握っていると思う。







「グラン!脱いだ服は表にしておけと言ってるだろう!」

「‥すまないウルビダ」






ウルビダの怒りに触れないように注意を払っているつもりだがそれでもやはりボロはでる。

と言うわけで俺はとにかくウルビダに怒られることが多いのだ。







「グラン!ゴミはきちんと分別しろと言っただろ!」

「‥申し訳ないウルビダ」







そんなに怒っているとシワが増えるだの言ってることが母親のようだなんて口が避けても言えない。

こんな感じで怖いウルビダだが本当のことを言うと普段クールなウルビダにかまって貰えるのが少し楽しかったりもする。



‥でも先日のアレはさすがに堪えた。







「グラン!お前また整髪剤こんなに使って‥その髪型やめたらどうなんだ!」

「‥!!!!」

「こら、まて逃げるなグラン!」







アイデンティティーを否定されると流石に俺も傷付くよ、ウルビダ‥。









これでも苦労してるんです






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