※夫婦パロ










「ただいま秋」

「おかえりなさい!」







秋が大学を出るのを待って俺たちは結婚した。

式はアメリカで上げて、ユニコーンのみんなやイナズマのみんなに祝福してもらった。







「身体の方は大丈夫?」

「うん!順調だってお医者さんにも言われたよ」








今はアメリカの郊外に家を建てて俺と秋は二人で暮らしている。静かに、幸せに時を過ごしていたところに最近また小さな幸せが舞い込んできた。







「そっか、俺、親になるのか‥」

「そうだよ、一之瀬くんパパになるんだよ」







秋のお腹に小さな命が宿ったのだ。







「いい加減その一之瀬くんって呼び方も直さないとな」

「そうだよね、私も一之瀬なんだもんね」






でも今までずっと一之瀬くんって呼んでたからなかなか抜けなくて、と秋は笑った。






「徐々になれて行けば良いよ」

「うん」







まだあまり膨らんではいない秋のお腹を、そっと撫でてみた。








ハローハロー、きこえますか






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